テストが終了するらしい

先日、「Crunchyrollでの新キャストによる吹き替え配信更新が止まった」と書きましたが、つい数日前に配信エピソードが追加されました。NY編、二元ミステリー、ブラックインパクト回でした。
しかし、本当にそのエピソードしかないので、NY編の冒頭ではいきなり(何の事件かも説明がないまま)犯人が捕まって蘭が熱でぶっ倒れ、二元ミステリーでは新出先生初登場の事件がいきなり説明され、ブラックインパクトでは軽い回想だけでジェイムズが登場しており……正直、「これだけ見て、私たち本家日本のファンが感じてきたスリルや驚きを、英語圏のファンは本当に感じることができるのか?」と、疑問に思います。
どうやらYouTubeチャンネルによる過去作映画の配信以外にも、イベントに出展したりいろいろやっているようですが、少なくともアニメの吹き替え配信については、スペシャルばかりドーン!ドドーン!とやるのではなく、組織編なら組織編でも、もっとじっくりと丁寧にエピソードを重ねていった方がいいのでは?と思いますね。
流れからして、次は10月くらいから赤黒クラッシュ、緋色シリーズ、ミステリートレイン、と続いていくんだろうと思いますが……やっぱり「これは本当に新規ファンの掘り起こしにつながるのか?」というのは疑問です。


それはそうと、私は仕事としてのテープ起こしはやめましたが、「文字起こし技能テスト」のメルマガは断っていなかったので(ぶっちゃけ配信停止を忘れていただけですが)、数日前にもメルマガが届いたんですが。
文字起こし技能テスト、来年で終了するようです。まあ、「文字起こしのスキルを判定するテストそのものを終了する」のか「別のテストにして新スタートする」のかはわかりません。これ、公式サイトには載っていないようなんですが、メルマガ会員だけに知らせていることなんですかね。
しかし、もし前者の「テストそのものを終了する」ということなら、以前私がこのテストについて書いていた不満や批判が、案外当たっていたのかもしれないな、と思いました。つまり「受験することのメリットが不明瞭」ということです。
 
実践的な能力を求める試験な割に、ハイスコアを取っても、どれだけ旨味があるのか、あまり感じられないのです。
文字起こし技能テストによれば、スコア900点~を取ると、

1 正会員企業へのご紹介
専用メールマガジンにて、ご案内いたします。
2 受験料の値引き
文字起こし技能テスト受験料について15パーセントオフにて受験可能です。
一般価格5000円(税別)が割引価格4250円(税別)となります。
3 テキストを10パーセントオフにて購入可能
以下の書籍が10パーセントオフ(送料込み)にて購入可能です。
申込みは、別途事務局まで直接メールにてご連絡ください。
4 勉強会への無料参加
今後実施を予定している勉強会(音声認識ソフトを使いこなすなど)への優先的に無料での参加が可能です。随時、専用メールマガジンにてご案内いたします。
5 スペシャリストマークの交付
マーク記載のカードを事務局より郵送します。

とのことですが、「次の受験」「勉強会」という、ワーカーを使う企業側の「もっともっとスキルを上げてね!」という要望による「特典」はあるものの、受験者側がその「スペシャリスト認定」を使ってできそうなのが「正会員企業への紹介」という、めちゃくちゃアバウトな表現なんですよね。求人ページに「このテストでスペシャリスト認定を受けた人は応募時に申し出てください」みたいなことを書いている企業もあるにはありますが、それで採用後の待遇がよくなるかはまったく不明です。
 
これが、例えば「漢検」のような、どこの企業にも属さない独自の団体が実施しており、企業としても「現場の即戦力となる資格ではないものの、教養のアピールにはなる」という試験なら、それはそれでいいと思うのです。漢検も、準1級とか1級とかになると、もう教養とかを通り越して「マニアックな趣味」でしかないって域になりますが、2級までなら履歴書に書けば多少は強みになるでしょう。
 
しかし、「文字起こし技能テスト」を実施しているのは、実際に文字起こしを業務としており、スキルのある受験者をワーカーとして使いたい企業群です。そして受験内容も、数分とはいえ実際の文字起こしです。
これで頑張ってハイスコアを取った報酬が「もっと勉強できるようにいろいろ値引きするね!」なの、なんだかなぁ……。
 
案外、私のように「で、頑張って結果を出したメリットは何?ワーカー契約の待遇には反映されないの?」となって受験をやめた人、結構いるのかもしれません。だから「年2回やってたテストが今年は1回、来年で終了」になったのかもしれません。
 
これと同じメルマガで、業界の大御所の方が「テープ起こしのセミナー」で話されたという内容がありました。
私、この時点で「ああ、やはり見ているものが違うのだな」と思ってしまいました。
「在宅ワーク」について多少でも調べたことのある人なら、「テープ起こしのセミナー」なんて「胡散臭い、詐欺か?」ってなります。私自身、その方のお話でなければ、まず詐欺を疑ってかかります。それほど「在宅ワーク」についての正確・有益な情報は少なく、詐欺師の釣り針や知ったかぶりの情報が多すぎる。これは、私がこのブログを始めた理由の一つでもあります。
 
もちろん、その方はこの業界の草分け的存在で、音源もカセットテープの頃からこの仕事をされていたそうなので、黎明期から業界にいらっしゃり、ずっと業界に貢献されてきた、別の苦労があるでしょう。しかし、「今、この仕事をしたい人、駆け出しの苦労」はおわかりにならないのかな、と思いました。
セミナーで仕事の心構えを説くのも大事でしょうが、業界の閉鎖性、不透明感、ワーカーの待遇といった課題にも、目を向けてみていただけたらありがたいな、と思いました。

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