昨日は、やっと1社の求人に応募できました。先月から出てた求人なんですが、コーポレートサイトと求人掲載サービスに掲載された内容がちょっと違うということで、「ハロウィンの花嫁」が超絶面白かったからなかなか思考が戻らないということに現実逃避して尻込みしてたんですが(正確に言うと、両者の情報量がかなり差があり、求人掲載サービスのほうのみ大体の作業単価もありました)、母の「もう気になるところは全部応募して、気に入らなかったら断ればいいじゃない」という言葉にちょっと、はっとしました。
そういえば、出社バイトなら採用試験と言えるものは、大抵が10分ほどの面接で終わるな、と。だから、同時にいくつも応募しておく人も多いし、それができるシステムを求人掲載サービスも用意しています。
対して在宅ワーク、中でもテープ起こしでは、大半の会社で契約前に実技試験があります。
これ自体はとても理解できることで、「主婦のお気軽小遣い稼ぎ」的なイメージが広がっているので、何のスキルもない人が大勢「家でできる仕事をくれ」と押しかけてくるので、その中から仕事を任せられる人を選別するには必須です。
ちなみに、実技試験の音源の長さは、私が調べるかぎり短いところで3分、長いところで60分です。起こし方も会社によって様々です。中には、20分の音源を渡してきて「前半10分は素起こし、後半10分はケバ取りで」なんていう特殊なケースや、1次試験と2次試験で2つの音声を出してくる会社もあるようです。あと、語彙力などを見る筆記試験も設けているところもあります。
しかも、まともな会社なら表記ルールや原稿の仕様を添えてくるのでそちらの確認にも時間がかかります。そういった時間を考えると、私はおいそれと多重応募する気にはなれません。
ただ、逆に「履歴書って何に使うの?」と私は思いますね……。
そこそこの割合で応募条件に「大卒」をつけている会社があるので、それを確かめるためか?と思いつつも、「いや、学部にこだわらないなら、応募してきた時点で大卒なんだから、大学名とか関係なくね?」とも思うんです。
新卒ならまた話も違うかもしれませんが、新卒ならそもそも在宅業務委託じゃなくて、テープ起こし会社に正社員で入ったほうがいいですね。一部の例外的な企業を除き、クライアントと打ち合わせしたり、起こし方や納期を折衝したりしてワーカーに割り振り、出来上がった原稿を納品して請求して、という作業は社内の正社員がやってると思いますので。
仕事が来なければ1円にもならない在宅ワーカーとして新卒からやるのは、ちょっと博打すぎます。
そして、在宅ワークを扱う会社って、面談や研修に「数日出社してくれ」というところは多いものの、仕事自体は完全在宅でできるようなシステムになっている会社が基本だと思います(一部例外あり)。
これは「辞めたい」と思ったときに、それを会社側に伝える心理的負担はどっちが大きいんだろう、とふと考えました。
私は正社員を辞めたことも在宅ワーカー契約を切ったこともありますが、「在宅ワークだから(心理的に)辞めやすい」なんてことは特になかったです。
在宅ワーカーの地味な短所は、「相談できる相手がいない」ということです。これは案件についての相談もそうですが、「こんなことは業界としては普通なのか?」と疑問に思った時に、聞ける相手がどこにもいないんですよね。
普段からネット検索は駆使するので、質問サイトなどで「同じ業界の誰か」に聞くことはできます。ただ、その「答えてくれた誰か」がどんな条件で契約し、どんな環境で仕事をしているかはわからないので、正直言ってあまり参考にならないんじゃないかと思うんです。
私も仕事の情報はよく漁るので、たまに「分単価120円で請けている」みたいな人を見かけることはあるんですが……「他の人が分単価120円で請けてたから、私も同じだけもらえるはず」とはならないんですよね。それこそ、県ごとに決まっている最低時給のような「誰もが従わなければならない基準」は存在しないのです。
これはすごく奇妙な感じですね。
コンビニやスーパーのレジ打ちでも宅配でも、「あなたは仕事に慣れてないから時給400円ね」なんて待遇は問題になります。でも、在宅ワークだと「あなたはスキルが足りないから、しばらく時給200円で頑張ってね」が通じてしまう。これは、テープ起こしだと作業時間はワーカーによるので時給換算が難しいですが、私が一時期やっていた「音声チェックバイト」だと、かなりはっきり出てきました。単価20円の案件を、1時間に5~6件こなすことを標準として説明を受けました。
「慣れてきて手が早くなるまでは、時給100円くらいでよろしく」と堂々と言われる。これが在宅ワークの現状です。
こういったことを是正する動きをずっと待っているんですが、今のところほとんど広がっておらず。(社会的地位が、使われる側より使う側のほうが確実に高いので、そのせいもあるかな)
私自身も自分の生活に精一杯でそんなことできる余裕がないので、どうしようかと思います。できればもうしばらくこの業界で頑張りたいですが、今度の会社でダメなら、ちょっと考えてみないといけないかな。
テープ起こしや在宅ワークについて、思い付くままにつらつらと
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