テープ起こしの面倒:ローカルネタに泣く

最近は子供の休園続きのせいで全然仕事進まないなーと思いつつ、朝からアンケートサイトをチェックしまくる習慣がついてしまって、なんかヤバいなーと思っている今日この頃です。
ある程度まとまった時間が取れないと作業できないテープ起こしと比べて、短いやつは数分で数円ゲットできてしまうアンケートにどうしても釣られますね……実際にまとまった時間が取れない今は特に。


ということで、先日までやっていた議事録の仕事で特に大変だったことを思い出したので書いてみます。
よくお仕事紹介サイトなどで「業界用語などは調べないといけないので、ネットで検索するスキルや広範な知識が必要」と親切に書いてあるところがありますが、調べないといけないのは業界用語だけじゃないです。当然ですが。
 
議事録起こしだと、時期によっては予算案についてよく出てくるので、「いつ誰に何を配るのか」「どこの何をどうするのに幾らかけるのか」という話題になることも多いですが、これが公的施設の設備修理や部品交換なんかなら、まだましです。その施設の名前を市町村公式ページで確認すればいいですから。丁寧なところなら、全て添付資料でくれますからネットで調べる必要すらないイージーモード突入です。(たまに添付資料と公式ページの記載が違ってたりしますが、そこはもう知らん顔で資料のとおりにしておく)
あと、「○○さん家の裏山が崩れそうだから対策したい」みたいな完全な個人宅の話題も、そんなの(添付資料で明記されてない限り)調べられるわけがないので、堂々と不確定マークをつけて納品すればOK。
問題は、地元の人しか知らなくてネットにすらまともに載ってないレベルの細い狭い公道の補修とかの話です。一応、調べればそれっぽい道の名前が出てくるものの、発見した情報が観光客のブログ記事だったりすると「ほ、本当にここ?大丈夫?」と思っても確証が持てない……。
これは注意として書くまでもないと思いますし、ある程度真面目なテープ起こし指南書なら大抵載ってると思いますが、「個人ブログ」なんて信用しちゃいけない情報源の最たる物なんですよね。でも、他にそれっぽい情報が見当たらない。
 
あと、郵便番号の下2桁にすらなってない、地域の話題も困りました。
「○○の集会所が老朽化して」みたいな議題で、その「○○」が分からないから、音は何とか聞き取れても字が当てられないとか(聞き取ったはずの音が実際はズレてて、正しい地名を調べられない…)。ホームページすらない地元の小さな商店の話とか。ここでも「こんな所に旅行に行ってきました!」系のブログを発見して「え、えっと……?」となったり。
こういうとき、自分の地元のは見たこともないし、普段は気にもしない商工会議所や観光協会のページがめちゃくちゃありがたく思えましたよ。(ただ、ここでも議会の資料と観光協会のページで記載が違って、「カタカナなのか英字なのか?」みたいな混乱がありましたが。)
ネットにこれだけ情報が氾濫していても、まだまだ拾われていない「データ未満のデータ」はたくさんあります。
 
実際、土木工事の議題が取り上げられている音源に当たったことがありました。
大量の添付資料をいくら調べても該当の場所が分からず、「こんなの分かるわけないじゃん!」と開き直りながら納品したら、きっちり正確に起こした校正を返されて「いや、なんでこれを確定できるのよ……絶対私と違う音響設備使ってるだろ」とモヤモヤしながら修正したことがあります。

 

あと、地名じゃないですが方言もすごかったです。
あまりに何を言ってるか分からず、いろんな言葉でその辺の方言を調べまくりましたが分からず、結局は校正で直されて「頑張って方言にも慣れてくださいね」とコメントで返されたり。文脈から大体の意味を推測して調べてるにも関わらず全然分からないのでさじ投げたり。いやほんと、「なんとな~くの意味が分かる」から「言葉を推測できる」まではかなりの間があると思い知らされました。
 
こういった苦労はあらかじめ、ある程度防ぐことができます。
とりあえず、議会議事録の仕事を避けるほうがこういう苦労には当たりづらいかなと思います(笑)。どうやって「議会議事録」かどうか見分けるかは、テープ起こしの仕様とターゲットの話。 で書いてますので参考までに。
もちろん、議会でなければローカルネタが出ないとは思いませんが、私もちょっと議会以外はまだ経験がないので、また分かるようになったら書こうと思います。
 
あとは、地元の会社に行くこと。これが1番確実です。
多少例外はありますが、基本的に議会事務局は地元もしくは近隣の業者にこういう依頼を出すことが多いはずですので、地元の会社なら他地方の案件ばかり回されることも少ないと思われます。
それに、このご時世であっても、情報セキュリティ面から「資料はデータ化しない」という方針を採っている会社も結構あるようなので、そういう業者なら、はるか彼方からの依頼を山ほど受けている可能性は少ないと思います。
(在宅ワーカーとして言わせてもらうと、これはすごく不便で不利なんですけどね。在宅ワーカーの募集要項に「資料の受け渡しで週に何度か出社しろ」とか普通に書かれてるんで。これが無理で応募をやめた会社ありますよ。交通費…出してるのかしら…)
 
自宅からはるか離れた会社と契約してしまったがゆえの苦労を、今日は書いてみました。
今年新しく契約した会社も東京が拠点で遠距離ではあるんですが、まあ、同じ苦労をするようならまた会社を変えないといけないですね(苦笑)。

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