「テープ起こし」にヘッドホンはなかなか選べない

年始にモニターヘッドホンを新しく買って、「どうせなら一度ガッツリ使ってみて、聴こえ具合を確かめてからまとめて書こう」と思ってたんですが、大体において「起こし作業をキッチリやった上で、イヤホンとヘッドホンで聴こえの違いをじっくり比較するような余裕はないな」と思い直し(考えてみれば当たり前なんだけど)、とりあえず「テープ起こしのためのヘッドホンを買う大変さ」を書いてみようと思います。
いや、一度にパソコンに何個もイヤホンやヘッドホンを接続できて、瞬時に切り替えができるような環境だったらそれもできたんでしょうけど。生憎と、私のパソコンはイヤホンジャックは1個しかない仕様だし(それが普通じゃ!)、テレビ番組の検証企画のように「こっちではこうで、あっちではこうなって」と同画面で比較ができるような環境じゃないですからね。
一応、過去の仕事で振られた音源でそれぞれ再生してはみたものの、イヤホンからヘッドホンへの付け替えタイムラグを経てもはっきりと分かるほどの違いじゃありませんでした。イヤホンの高性能さは確認できましたかね。
 
先に結論を書く形になりましたが、とりあえず私のヘッドホン購入エピソードを書いて、もしかしたらいらっしゃるかもしれない「これからテープ起こしのためにヘッドホンを買う方」の参考になれば、あとはテープ起こしに興味がない方も「こんな経験もあるもんだなぁ」と思ってもらえればと思います。


まず、テープ起こしは結局は設備と機材。 で触れたように、「私の近所でヘッドホンをいちいち試聴できるような家電量販店があるか?」という懸念が的中しました。これは、善は急げと年末にちょっと旦那から車を借りて市内のエディオンと隣町のケーズデンキに行ってみました。
 
まず、「普通の音楽や映画を楽しむための一般のヘッドホン」と「テープ起こしの味方、モニターヘッドホン」が見分けられない。
 
分かりやすく「音響を楽しむ」「MUSIC & MOVIE」みたいなアピールしてくれるパッケージは、ああこれは違うなと避ければいいんですが、問題なのは「業務用は、客は規格で分かるはずだから、わざわざパッケージで説明してくれない」ということです。エディオンではまったくワケが分かりませんでしたが、ケーズデンキではオーディオテクニカ社の製品で「これモニターヘッドホンかな」と思う物があったんですが、やはり私の知識では断定できず、その日は何も買えずに終わりました。
 
で、年始に名駅周辺の家電量販店でリベンジ。
とりあえず名駅真ん前にあるビックカメラ(なぜかケーズデンキだと勘違いしてました。笑)で音響設備売り場へ。コンボからイヤホンまでいろいろありました。さすがに規模が違う。
で、「モニターヘッドホン」のコーナーを見つけて一安心しました。「やっとここから選べる!」と思ったのも束の間。
 
で、どれがいいんだろう?という本題が。
 
私も買いに行く前にいろいろ調べて、先人の「機能も大事だけど、やっぱり試着(?)して装着具合を確かめるのも大事」というアドバイスに「うんうん、そのとおりだ」と思いながら、一応「判断がつかなかった場合はこれにする」というオススメ機種は決めておいて行ったんですが、ここでも甘かった。
並べられた各商品のどこがどう違うのか分からず、適当にスマホで出したYouTube動画をつないでみたんですが、そんなはっきり音質の違いが分かるほど低品質な物は置いてない。
おまけに、値段的にいいなと思った物と事前に品番をチェックして行ったオススメの売り場が違い、そちらではあらかじめ視聴用の音源がつながれていたので、同じ動画で確かめてみることもできず……。
ここ、すごい盲点だったんですが、「使い勝手が判断基準になるのは、性能の違いが分かっている場合のみ」ですね。
性能の違いが分かった上で、使い勝手を加味してそれぞれ天秤に掛けるわけで。性能がどう違うのかが分かっていないのに、使い勝手で物を選ぶのはなかなかできないです。実際に2種類ほど付けてみたんですが、正直、事前に品番チェックしていなかったほうがクッション部分が厚くて、耳が痛くならなそうで買いたかったんですが、結局はネットで評判の良かったほうを買いました。
パッケージの裏面にはいろいろ規格が印字されてありましたが、何が何だかワケが分からん。ほぼ何の参考にもならずに終わりました。ごめんなさいメーカーさん。
 
そして地味に盲点なのが家電量販店の店内放送。常に音楽が流れたり売り込みの放送がかかってるので、微妙な音質の違いまでは分からない可能性大。
 
で、買ったのがMDR-CD900ST | ヘッドホン | ソニー (sony.jp)です。一応メーカーのサイトで貼ってみる。
まだ使い始めたばかりで、今請けている案件も「何でも聴こえる!」ってわけじゃないので、どれだけ使えるかは、ちょっと未知数かな。というか、やっぱり何時間も付けてると耳、というか耳の下の骨が圧迫されて痛くなってくるので、結局はイヤホンでざっと起こしてからヘッドホンで聞き直しという流れになるのかな、と思ってます。


とりあえず思ったのは、「会話を録音した自前の視聴用音源は必須だな」ということです(店内放送という邪魔者はいますが)。
あと「ネットの情報によらず自力で選びたい場合は、音響機器の規格を学んどいたほうがいい」ってことですね。数字を見て性能をイメージできる人でないと、自力で選ぶのは無理でした。
まあ、音響設備の専門店に行って店員さんに堂々と「テープ起こし用のヘッドホンを見たい」と言えるような人なら、この問題はほぼ解決できるような気もしますけど。


あと、意外なところでオススメ品なのが「ヘッドホンハンガー」です。
テープ起こし専用のスペースがあって、そこで悠々と作業ができるような人なら、ヘッドホンを定置するスペースくらい確保できるんでしょうが。私のように部屋の片隅で、パソコンデスクの下にプリンターを置いちゃって「フットスイッチの定位置どうしよう…」と悩んだような人には(結局は両者、ぴったり隣同士で共存しております)、ヘッドホンハンガーはとっても便利です。
元々目を付けてはいたんですが、同じ売り場に置いてたのでちゃっかりそっちも買いました。これ。
 audio-technica ヘッドホンハンガー AT-HPH300 
ヘッドホンをかける部分にはクッションがついている親切仕様です。
 
これでどこまで評価が上がり、ついでに作業効率が上がるかは分かりませんが、とりあえず新しい相棒として付き合ってみます。

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