この間、テレビで「雑談の仕事における大切さ」っていうのをチラッとやってましたが、ほんと「雑談ができない相手」には仕事上の相談もめちゃくちゃしづらくなります……もう嫌ってほど体験してますよ私。
私にだけすごく当たりが強くて、言葉が微妙に足りない社員さんがいるんですが、本当に二言ぐらい言葉が足りないのに、それで私が理解しきれず「○○っていうことですか?」と確認すると「だからそうだって言ってんじゃん!」「そう言ったでしょ!?」って怒られる、というのが常態化してます。「聞き返されて不機嫌になるなら、聞き返されないよう丁寧に言えばいいのに」と思いつつ「まあ私にはどれだけ当たっても何のしっぺ返しもないから、これからも不完全な説明されて聞き返しては怒られるんだろうな……」って感じです。ああもう憂鬱。
ちなみに先輩パートさんにいたってはもっと酷くて、私には挨拶すら返してくれませんし、私が何かしてもお礼の一言もないです。仕事関連で声かけしても反応がないので声かけを繰り返すと「わかったって!」ってこっちも怒られます。いや、聞いてんなら返事してくれよと。
その人には、もう極力関わらないようにしてるんですが、なにせ少人数で回してるクリニックなんで、関わらないわけにはいかないのが本当に憂鬱。それでその社員さんとパートさんが目の前で和やかに雑談してんですから、これで疎外感を感じるなって方が無理があるわ。
ちなみに、パートさんが子どもの体調不良で欠勤、とかの重要な情報も私には回ってこなくて、誰かが出勤してこないのを誰も話題にしないので欠勤を知る、っていうのが私の常です。
まあ、今日から10連休くらいあるので、できるだけ仕事のことは忘れて過ごしたいものですが。
息子たちが時々、思い出したようにAmazon primeで去年の「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」をつけるんですが、私は何度も見るにつけ、「これってストーリーが全くない方が引っ掛からずに見れるよなー……」と思ってしまいます。
先に言っておきますと、私はゲーム機のまったくない家で育ちまして。成人してから自分のゲーム機という物(3DSでした)を買ったんですが、試しに買ったソフトがマリオで、ゲームスキルのない私はステージ5くらいで脱落した、という20年近く前のエピソードがあります(笑)。
ただ、友だちの家でゲーム機を使わせてもらって遊んだことは時々ありましたんで、ゲーム自体には特に隔意はなく(今は実況動画というものでゲームを楽しめるので助かります)、この映画が去年大ヒットしたことも当然知ってますので、最初見た時は「なるほどねー」って感じでした。
しかし、息子たちが気に入って何度も見せられるにつけ、ストーリーの粗が結構気になってしまうんですね。まあ、厳密に「ストーリーの粗」なのか「ゲーム世界を映画にするに当たって避けて通れなかった制約」なのかは、よくわかりませんが。
- 兄弟愛の穴……?
劇中で「マリオとルイージの兄弟愛」が強く描かれていますが、すごく気になったくだりがあります。やっと入った依頼の家に行くのに顔見せ程度にアトラクション?を抜けていく兄弟ですが、へばるルイージに対してマリオが「頑張れ、早くしろ!」と急かすのを見て私は「とりあえず、ルイージに全部持たせてる工具を持ってやれよお前手ぶらだろ」と思いました……。これについては初見で「そりゃ、工具全部持たせて走らせたら遅れるだろ」ってなりましたよ私。
- ルイージの保身、マリオの動物虐待
その依頼者の家で、ペットの犬のおもちゃを踏み砕き、目をつけられてしまったルイージ。この時点で「顧客の家のものを壊したなら申告して謝罪しろよ、不誠実だな」というツッコミ必須ですが、それが原因で敵意を向けてきた犬に対してマリオが取った対抗策が「シャワー室に閉じ込め、水で溺れさせる」だったのはなかなか鬼畜だな。まあ、犬好きな私としては「犬は根に持って後から報復に行くとかしないから。その場で怒るから。犬にそれをやらせるな」と思いましたが。
っていうか、マリオはルイージの不始末に気付いた上でこれやってましたっけ?気付いてたとしたらこれは「美しき兄弟愛」どころかただの「モンスターペアレント」だし、気付いてなかったとしたらマリオはいい面の皮ですね。
- キノコたちにとってピーチは何?
クッパの脅威が迫るキノコ王国を守るために立ち上がったピーチ……はいいとして、キノコたちの総意は「かわいらしい我々を守るために、頑張ってね姫」だけなのか。いや、「戦うの怖いから逃げます」はスタンスとしてアリだとは思いますが、大事な姫が徒手空拳で立ち向かおうとしてる姿には何も思わないのかな。「無理ですクッパには敵いません、一緒に逃げましょう!」とかはないんだ?
ピーチ自身が恩返しのため、キノコたちを守ろうと勇ましく戦う姿は良かったですが。ピーチは嬉しそうに「プリンセスにしてくれた」と言ってましたが、「キノコたちにとってのプリンセスって、体の良い盾?」と思ってしまいました。
- ピーチはもう向こうの人……
劇中で「ピーチもまた、かつて現実世界から飛ばされてきたらしき人」と示唆されましたが、結局現実世界に来てもピーチはマリオ界の人のままでしたね。私、「ここでピーチの人間の両親も出たりするのかな?」と、ちょっと期待したんですが。あの設定は「人間のいないマリオ界でピーチが自然発生したら、さすがにおかしい」という制作陣の保険にすぎなかったようです。
しかし、そのせいで「幼い娘を失った両親」が恐らく存在する、という哀しい設定が明確化されてしまいました。
- 結局、マリオたちの行く末は?
最後、クッパの脅威が現実にまで及んだブルックリンの街を救ったことでマリオとルイージは一躍ヒーローになりましたが、はたして「街のヒーローだから」という理由で、腕の悪い配管工に水漏れ修理依頼を出す人は出るんでしょうかね。
元々、マリオとルイージが父親や周囲から認められなかった理由は「せっかく就職した会社を辞めてまで始めた配管工で、イマイチ実績が上がらなかったから」です。マリオたちが一時のフィーバーを経てまだ認められるかどうかは、結局は「配管工の腕を上げられるか」にかかっているのですが、劇中でそこは完全に忘れ去られてたのが気になりました。
これは最近自覚したことですが、私は映画でも小説でも、「物理的、システム的にどんなに無茶なことをやっても構わない。しかし、キャラクターのスタンスは一貫していなければならないし、善として描かれるキャラクターには不道徳なことや、倫理的に問題のある言動をさせてはならない」というのが評価基準のようです。逆に、悪役として扱われているなら、よっぽど酷いことでも受け入れられますね。
なので、この映画の場合、クッパがどれだけ非道なことをしようが「だって最低最悪の大魔王だもんね」で納得できます。といっても、武力で他国を蹂躙するのは別に悪役として珍しいことではないし、対ピーチにいたっては「愛するピーチに、最後まで愛されようとした」姿には可愛らしさも感じます(笑)。まあ、子ども向け作品ですから、あの程度で済んでますね。
この映画、「評論家からは酷評、観客からは絶賛」されたと話題になってましたが、さもありなんですね。特にゲームファンではない私のような人間から見れば、「ゲームではない人間・生き物の描き方の粗」が目に付きまくります。しかし、「ゲームの再現度・歴代作品へのリスペクト度」を重視する観客にとっては、これ以上ない最高の作品だったのでしょう。
私自身はこれの予告を見た時点で「楽しそうだけど、劇場で見たら目が疲れそう」という理由で敬遠していたので(レンタルされたら流し見しようとは思ってました)、お金を払って観に行ったわけではないですが。まあ、prime会員の月額料金払ってるので批判する権利はあると思います。
続編が制作されているそうですが、こういった粗を埋めてくるのか、それともやっぱり「最重要事項はゲームの再現度!」を貫き通すのか。まあ、今回のスタンスで世界的大ヒットしてるので、制作陣としては特に変える必要も感じてないでしょうから、このままなのかな。
息子たちが続編を「劇場で観たい」と言った時、私はどうしたらいいんだろうか。観せてあげるなら、私も一緒に観ることになりますからね……ちょっと悩みます。


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