「コナン」って、知名度や人気の高さの割に、あんまり冷静に「研究」される事が少ないと思うんですよね。「なぜヒットしたか」は結構書いてる記事もありますが、大体は「人気キャラの活躍が受けた」とか「アクションが派手で目を引く」とかしか書いてないですから。
ところで、先日カラオケで一人でコナンソングを歌いながら、ふと疑問に思ったのが「garnet crowはどうして解散したんだろう?」ということでした。「解散した」ということは知っていたものの、その事情については知らなかったので、調べてみると解散自体が2013年で今から10年以上前、「全てを出し切った」という理由だそうです。
「これは、彼らのファンはせつないだろうな……」と思った。
彼らの音楽が好きで、ずっと聞き続けていたかった人にしたら、「もっと彼らの歌が聴きたいけれども、無理強いすることはできない……」といったもどかしさがありそうです。
ちなみに、garnet crowのYouTube公式チャンネルはちゃんとありOfficial GARNET CROW – YouTube、今でも各曲のMVが配信されています。面白いのが再生回数で、恐らくタイアップなしと思われる曲や、他のアニメとのタイアップ曲については大体10~20万回程度ですが(たまに50万回くらいいってる)、「コナン」とタイアップした曲は軒並み100~400万回程度と、桁違いになっています(笑)。
こうなると、他の「コナン」主題歌を歌った人たちについても、ちょっと気になってきた。
初期のコナンアニメといえばこの人、ということで、小松未歩さん。デビュー曲の「謎」は未だにファンの間でも評価が高く、「いつの間にかタイアップしなくなっちゃったけど、また歌ってほしい」と思っている人も多いと思います。
この方は他のアーティストへの楽曲提供も多く、エンディングテーマとなったDEENの「君のいない夏」は作詞・作曲ともに彼女で、後にご自身のアルバムでセルフカバーもされています(旦那が彼女のアルバムを買ってる)。
ざっと調べてみましたが、どうやら2006年に活動を停止されたようで、はっきり「引退」とは言われていないものの、新曲を聴くことは絶望的と思われます。
確定した情報ではありませんが、どうも「ご本人が元々歌手志望ではなかった」という話もあります。もしそれが本当なら、その中で26枚ものCDを出されたのは、すごいな。
そして「コナン」の主題歌を語る上で外せない方が、B'ZとZARDでしょう。
今や「コナンアーティスト」として認知されている歌手は何人もいますが、その多くは「デビュー曲がコナンソングだった」「コナンとのタイアップが売れるきっかけになった」という人が多いです。私の大好きな倉木麻衣さんですら、今ほどの知名度と人気を得るまでになった一因は「コナンタイアップに成功したこと」です。
私の記憶では、「コナンとタイアップするようになる前から既に知名度と人気があった」と思えるのは、B'ZとZARDだけです。(「コナン」自体がもう放送30年になるので、それ以前から活躍されていた方となると、必然的にキャリアが長い方、ということになります)
B'Zのお2人については、少し前に「ハリウッドで殿堂入りした」というニュースがあったような……と思ったら、アジアのミュージシャンとして初の快挙!B’zがロックの殿堂入り – 現地情報誌ライトハウスによると、

2007年の話でした。まさかの20年近く前かよ。そして、2007年に結成20年というキャリアの長さよ。
つい先日は、あだち充さん原作のアニメ「タッチ」のテーマソングとして有名な「タッチ」をカバーされて話題になってましたね。「えらくロックな「タッチ」だなぁ……」と戸惑ったのは私だけか。
そして、ZARDの坂井泉水さん。
恐らく、今でも「ZARDの曲といえば」と尋ねたら、コナンファンではない大抵の人は「負けないで」や「揺れる想い」を挙げるのではないか?と思います。私がコナンファンとして原作やグッズを集め始める前から、姉はZARDのアルバムを持っていました。
今でもよく覚えています。2007年、フリーターだった私はホームセンターのレジ打ちパートをしていました。シフトが夕方からだったので、インスタントラーメンを適当に作って昼食をとっていたら、テレビのニュースで「ZARDの坂井泉水さんが亡くなった」と流れてきました。
あまりの衝撃に、しばらくは事態がのみ込めず、夢でも見ているのかと思いました。
絶大な人気を誇っていた坂井さんの突然の訃報に、日本のエンタメ業界は騒然となりました。連日、様々な報道がされました。彼女の急逝が事故なのか自殺なのか、未だに結論は出ていないようです。
当時は「コナンと一番タイアップした歌手」は倉木麻衣さんではなくZARDでした。サンデーに、ZARDに対して、コナンのプロデューサーのコメントが載ったことを覚えています。そして、翌年の映画「戦慄の楽譜」の主題歌がZARDの遺作「翼を広げて」に決まりました。これは、元々DEENの曲として発表されていたものが、ZARDのセルフカバーの新曲という形で発売されました。
当時は映画主題歌を担当する歌手を事務所で固定していたため、選択肢が今よりも少なかった、という事情はあると思います。
ただ、私は正直、純粋に映画にイメージが合う歌手が亡きZARDだったというだけなのか、それとも当時伸び悩んでいた映画の興行収入のテコ入れのため、製作陣が「ZARDの遺作を主題歌にして話題性を出そう」と判断した可能性もあると思っています。
こんなことを考えてしまうのは、当時まだ制作中で、収録が全て終わっていない状態だった新曲が「愛は暗闇の中で」だったからだと思います。ご存じのとおり、これは後に「コナン」のオープニングテーマとなりました。曲を買われた方ならご存じでしょうが、遺作として発売するに当たり、この未収録の部分を歌ったのは、同じ事務所の後輩であり、「コナン」のエンディングテーマ「もう君だけを離したりはしない」を歌った上木彩矢さんです。
ちなみに、上木彩矢さんについても「もう君だけを離したりはしない」の後はどうなったかなーと調べてみたら、2009年にGIZAからavexに移籍されていました。なるほど、事務所が変わってたなら「コナン」のテーマを歌わなくなっちゃっても仕方ないわ。
続いてBREAKERZ。
ボーカルはご存じDAIGOさんですが……こちらは正直、バンドとしてより、タレントとしての活動の方が有名ですかね。元々はテレビのバラエティ番組で、「竹下元総理の孫」という出自と、あの独特な口調や略語のギャップがウケた方です。後に俳優の北川景子さんと結婚されたことで、さらに有名になりました。
初めてBREAKERZがコナンの主題歌を担当すると聞いた時には「あの人、歌えるの?まともな歌なの?」と、失礼ながら、かなり心配しました。実際に聞いてみたらめっちゃまともなので「いや……ごめんなさい」と勝手に心中で謝りましたが(笑)。
デビューされたのが、これも2007年とのことなので、既に20年近くのキャリアをお持ちなんですね。個人的に彼らの曲はコナンの世界観にとても合っていて心地よいので、これからもどんどんタイアップしてほしいと思います。
続いて私が最近気に入っている方、VALSHEさん。
今回書くに当たって調べて驚いたんですが、芸名の「VALSHE」は「世紀末の魔術師」の「バルシェ、ニクカッタベカ」から取っているそうです。まさかの芸名がそのまま「コナン」由来!
シングル6枚目にして「コナン」タイアップが決まった時は、さぞ喜ばれたことでしょう。
私、「Butterfly Core」の歌詞「君に見せる偽りの全てが嘘じゃないだろ」がすごく好きなんですよ。「まさにコナン」って感じで。「君への嘘」もすごく気に入っているので、今後もタイアップしていってほしいです。
そして、愛内里菜さん。
2010年に甲状腺の病気で引退されたと報道され、残念に思いながらも「ご病気なら仕方ない……」と思っていたのですが、実は数年前から歌手活動を再開されているそうです。
引退されてから、愛犬の病気をきっかけに動物系の専門学校へ通って資格を取られたそうです。めっちゃ親近感感じる。
Profile – 愛内里菜 official websiteによれば、2018年に歌手活動を本格的に再開され、2021年に芸名を「愛内里菜」に戻されて、楽曲制作も再開されているようです。
そして、こんな動画を見つけました。正直、この動画をご紹介したくて今日この記事を書いたと言っても過言ではありません。
こちらの方、ご存じない方は4分くらいまで「誰?」と思いながら見てください(笑)。そこから先は、恐らく「誰のチャンネルなのか」は問題ではなくなります。
こんなにお元気な息子さんがいらっしゃいました。ちなみに、ご結婚はされておらず、シングルマザーだそうです。いろいろ事情があるのでしょう。
こちらの方のチャンネルもご紹介しておきます。よみぃ
これには続きがありまして、今度は里菜さんご本人の愛内里菜 オフィシャルチャンネル で配信されているものです。
こんなの聞いたら、「またコナンソングを歌ってほしい」と思っちゃいますね。少しだけ期待しておきます。
倉木麻衣さんについては、今さら私が説明するまでもないですかね。
現在オンエアされている「TOWA~永久に風に乗る~」は、一般販売されている中では初の「本人の作曲」によるものなので、私も毎週聞き入っています。ファンクラブ会員向けだと以前にも1曲あったのですが、こうして作曲の経験も積んでもらって、また彼女自身の作曲による歌ももっと聴きたいですね。


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