「暗闇の中の死角」の感想

今週は次男を連れて眼科に行ったのですが、ちょっとびっくりなことがありました。

待合室にあった子ども用のモニターに「エピソードONE」が流れてた

恐らく、キッズ向けのチャンネルをつけっ放しにしているんだと思いますが。

前に行った時には「おさるのジョージ」が流れてたんですけど。いいのか、ジョージ君とコナンが同じモニターに流れて。しかも「エピソードONE」……人の首がふっ飛んだり、殴り倒されたりする話ですけど。ちなみに、私と次男が見たタイミングは、ジェットコースター事件の解決~幼児化して阿笠博士の家にたどり着く前辺りまででした。

Crunchyrollの吹き替え感想に入ります

ということで、以前から触れていた、Crunchyrollの吹き替え新シリーズについて、時間があるうちに書けるだけ書いておこうと思います。

ただ、以前も書いたように、Crunchyrollの字幕機能が使えなくなったため、私の貧弱なリスニングスキルでは、とても聞き取れず、どうしようかと悩みました。思い付いたのが「スマホの翻訳アプリに聞き取らせる」ということでした。普段からゲーム以外であまり使わないから、忘れてたわ。

で、翻訳アプリを入れてみたんですが……入れたアプリが「録音と起こしだけなら無料、ただし一度に録音できるのは3分まで。翻訳は有料」というタイプだったので、「月額料金を払って、固有名詞はほぼ間違ってる翻訳をしてもらうより、起こした文章を自分でGoogle翻訳にかけた方が早いな」と判断しました。

ということで、一度に起こせるセリフが3分しかなくなったので、ある程度場面を特定して録音しなきゃならなくなりました。(あまり音声ファイルを作りすぎると、後から確認するのに混乱するんで)

そして、音声認識も完璧ではないと思いますので、恐らく細かいところで認識ミスをそのまま使っていると思われますが、ご了承くださいませ。

「暗闇の中の死角」

ということで、とりあえず配信エピソード順に、特に気になった部分だけ書いていこうと思います。。

最初に「暗闇の中の死角」から。

まず冒頭、蘭の「病院に通ってた?」が「You went to the doctor’s office?」でした。

「doctor’s office」ってどんな言い回し?開業医ならclinicじゃないの?と思って調べてみたんですが……はっきりとはわかりませんが、どうやらhospital(ホスピタル)とclinic(クリニック)の違い というサイトによれば、clinic=総合内科診療所、doctor’s office=単科専門医、といった使い分けのようです。

ちなみに、医療関係者の端くれだった者として追記しておきますと、日本における「病院・診療所」の公的な違いは、ズバリベッド数です。ベッドは「床(しょう)」という数え方になりますが、19床までだと「診療所」、20床以上あると「病院」として扱われます。ベッドが一つもない診療所が特に「無床診療所」と定義されることもあります。

まあ、患者側として受診する分には、特に関係ないです。たまーに大きな総合病院に受診した時には、こんな感じで、

初診料や再診料が多少変わるかな、というくらいです。

茶碗蒸し

これ、翻訳確認のために聞き直して初めて気付いたのですが……「茶碗蒸し」が「chawanmushi」だった。この事件のポイントの一つ「茶碗蒸し」に当たる言葉は、英語には存在しないようです。

この事件、「高温の器を扱う前提であり、調理が終わってからの小分けがない(なので一人分だけならこっそり隠せる)」という茶碗蒸しの特性が見事に活用されているんですよね。私も結婚当時は時々作ってましたが、息子を産んでからは作ってる余裕がなくなりました。「蒸し上がってるかどうかの確認」が面倒なんですよね、茶碗蒸しって……。

ちなみに、「茶碗蒸しの具材」は、かなりバリエーション豊かです。我が愛知県は銀杏の一大産地である祖父江町(現・愛西市)を擁しているため、給食で茶碗蒸しが出ると必ず銀杏が入っており、クラス内で押し付け合いが発生していました(笑)が、皆さまはいかがでしたでしょうか。

一応、「茶碗蒸し」は英語で何という?例文付きで解説! というサイトでは、

こんな感じの説明がされていました。

医者の役割

小五郎が智明に「自分たちはホームスとワトソンだ」と言った時の智明の「When it comes to a doctor’s primary goal,it’s not about catching criminals by examining dead bodies.It’s about preventing the patient from dying in the first place.(医者の主目的は、死体を検死して犯罪者を捕まえることではない。そもそも、患者の死を防ぐことだ)」ですが。

これ、原作がこうなので(原作24巻より)、

後半、「被害者の命を救うことだ」と言っていたアニメ版が、原作のセリフから大事なところを要約してしまったのを、この吹き替えがきっちり復活させたって感じですね。これに関しては、元の日本語のアレンジが悪い。

智明の祖母ミツの「入り婿の分際で大きな面しおって」が「He acts like a big deal for the son-in-law.(義理の息子なのに偉そうにする)」になっていたので「入り婿」を調べてみたら、結構いろんなサイトでいろんな言い回しが紹介されていました。大体「marry into his wife’s family」って感じかな。しかしGoogle翻訳では「son-in-law」だったので、これだとニュアンス伝わりづらいだろうなーと思ったり。

「桧風呂」が「杉風呂」に

そして「桧風呂がシャワーカーテン付きのバスルームになった時はカンカンでした」は「you should have heard her when she discovered that her cedar bath had been replaced with a standard tub with the shower curtain.(杉の風呂がスタンダードなシャワーカーテン付きの浴槽に造り変えられたのを見つけた時の祖母の叫び声を聞いてくれればよかった)」となっていました。

「カンカンになっていた」を「(叫び声を)聞いてくれればよかった」と変えたのは、言葉の意味としては大胆に変えてますが、ニュアンスとしては、かなりうまく残した表現じゃないかと思います。そして「桧風呂」がなぜか「杉風呂」になっていた謎。まあ、桧と杉の違いなんて私にもよくわからないので、別にいいっちゃいいかなと思うんですが。

そして面白かったのは、「シャワーカーテン付きのバスルーム」が「standard tub with the shower curtain」になっていたことです。これ、実は日本語版の字幕でも「standard」ってついてました。これは私の想像ですが、翻訳担当者が「いかにもとんでもない改造をされたような言い方だけど、要は私たち西洋人が見慣れた、あの普通の浴槽になっただけですよ」というニュアンスを「standard」という一言で表したんじゃないか?と思ってます。

ちなみに、改めて読み返して思ったことは、「私なら、シャワーカーテンは秒で取っ払うな」でした。我が家もそうですが、日本の戸建て住宅において、トイレと風呂は完全別間取りが普通です。西洋のようなシャワーカーテンなんて必要ないどころか、すぐにカビて不潔になるだけですからね。家の伝統云々以前に、純粋に邪魔です。

字幕と吹き替えが混ざった……

この話では、音声メモが取れたセリフはここまででした。

……で、一応できる範囲で日本語音声版での英語字幕もメモったんですが、今見返して「どっちが字幕で、どっちが吹き替えだったかわからない」という状態になりました(汗)

だったらもうやめとけばいいんですが、ちょっと気になる表現があったので書いておきます。

事件発生時、義輝に駆け寄ろうとする智明をコナンが止めた時のセリフ、「触ったらお兄さんも感電するよ」が「If you had touched him,you would’ve been electrocuted,too.(もし触ってたら、あなたも感電していたよ)」になってました。

先日書いた「仮定法過去完了(もし~していたら、~だった)」なんですが、この時点でまだ電気ヒゲソリが湯から出されていなかった以上、これは「終わった可能性」ではないと思うんですよね。実際、もう片方の訳では「If you do,you going to get yourself electrocuted,too.(もしやったら、お兄さんも感電するだろう)」と、仮定法未来形になっていました。

偽証提案時

そして、最後の推理ショーでも終盤の、コナンが犯人に偽証を提案する場面です。「もっとも、こんな偽証を強要されたとあなたが裁判でバラせば、私も、それを黙認した警部も無事では済みませんが」。

一つは「Of course,if you were to leak the fact that I asked you to confess this,we would be in hot water,too.(もちろん、この告白を頼まれた事実をあなたがリークすれば、私たちも困ったことになるでしょう)」。「偽証を強要された」が「告白するよう頼まれた」になってるのも面白いけど、何と言っても「in hot water」ですよ。

この熟語を見た時点で私はその意味を「ああ、ぬるま湯にはいられないってことか」と思いましたが、調べてみたら逆でした。「be in hot water」で「困ったことになる」という熟語でした。ぬるま湯どころか、むしろ「煮え湯を飲まされる」みたいなイメージだな、これは。

あと2、3話くらいいけるかな……?

という感じで、かなり部分的な訳のみ取り上げることになります。私としても不本意ですが、今ちょっとCrunchyrollの支払い挑戦にかけられる時間がないんですよね。

さすがに、今年中にまた吹き替えエピソードが増えるとは思いますが、もし10月辺りまで公式からのアナウンスがなければ、残りのコードを使ってまた1カ月見てみて、また何らかの方法でセリフ確認して記事を書ければ、と思います。

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