1052万人の不思議

昨日は名刺データ入力で2000円稼ぎましたー。
やっぱり私は在宅作業だと時給換算で500円程度ですね。またぱったり依頼がなくなったテープ起こし作業(これについては、私が最近連続で打診を断ったことと、会社いわく閑散期だからだと思いますので、契約先の会社に非はないです。多分)でも、私の作業スピードだと同じくらいでしたので、結局は在宅入力系の仕事だと私の能力はこんなもんなんだと思います。
名刺データ入力の仕事を出しているユーソナーは現在も求人サイトで在宅ワーカーを募集しているんですが、「慣れれば時給600円くらい稼げますよ!」と、なかなかリアルな情報を出してくれてます。
 
在宅ワークと言うと、とかく詐欺が警戒されますが、私に言わせれば「詐欺でもなんでもないのに詐欺のような低単価で作業を依頼してくる普通の企業」の方が詐欺師よりもタチ悪い、と思っております。
今はもうやってませんが、「アイドマ・ホールディングス」の音声チェックバイトとか、マニュアルを読み込む、テストを何問か受ける、その解説をオンラインで聞く、本業務に入るに当たってさらに増えるマニュアルをまた読み込む、連絡用ソフトとチェック元の音声を開くソフトを入れてアカウントを作る……これを全て無償でやる羽目になります。しかも、社員さんが「慣れれば1時間で5~6件できる」と言うチェック単価が35円(私がやってた時は20円でしたが、ちょっと上がったようです)ですよ。スキルがないと「時給換算200円くらいです」と堂々と言われるのが在宅ワークの世界です。そりゃ、時給500円稼げたら「やった!」と思いますよね……なんか書いてて哀しくなってきた。


ところで、先日「100万ドルの五稜星」が興行収入150億円、観客動員1000万人を突破したという喜ばしいニュースが入ってきました。公式サイトより。

子どもを巻き込んで5回くらいは見ている身としては、とても嬉しい限りです。
で、ちょっと思ったんですよね。
今年は特に「事前知識がいる」って言われてるのに、一番ヒットしてるってどういうことだろう
X(旧Twitter)でもYouTubeでも「映画を観る前にこのエピソードを見ておいて!」というアドバイスがかなり出ていて、映画本編のレビュー(動画でも記事でも)でも「これは青山作品に詳しい人でないとわからないのでは?」と結構言われています。
 
まあ、そこに便乗(?)して「予習動画」を出すチャンネルもあり、「なかなかいいサイクルできてるな」と思ったりするんですが。こちらとか。


こちらは4年ほど前から、映画の公開前になるとCANDYROPE-キャンディーロープ- – YouTubeの方々を招いて「今、コナンの原作はこうなっている。映画では恐らくこういった設定が前提となってくる」という説明をしています。
これはなかなかwin-winなうまいやり方だな、と思います。チャンネルとしては、「コナン」という超話題作を扱うことで、元々の登録者だけでなくコナンファンの再生も見込める。コナンファン側としても、「今のコナンについていけていない映画ファン」にアピールして、作品を盛り上げることができる。公式でなくても作品を後押しできるというのは喜ばしいことだと思います。実際、コメントで「予習動画のお陰で楽しめた」という声がありました。
 
しかし、どうしても関連キャラが増えてきてしまっている現状、やっぱり「よくわからない」という声はありますね。こちらは「あえて事前知識を入れない視点でのレビュー」を編集部が意識して出している記事です。
『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』シリーズ超初心者が観てみた 未見勢には予習が必要?より

私自身、初見で楽しんだ後、「これって、コナンに詳しくない人でも楽しめるのかな?」と心配にはなりました。今や「劇場版コナン」を支えているのは、恐らく「原作は追ってないけど映画は見てる人たち」だと思うので。
 
そこで、上に書いた疑問です。「みんな、内容わかった?大丈夫だった?」と
最近のコナン映画が躍進した理由として、よく「原作とリンクを強くしたこと」が挙げられていますが、私は懐疑的です。
ニュースになったとおり、映画の観客動員数は1052万人超。去年も972万人だったようです。まあ、リピーターもかなり含まれると思うのでこれもちょっと調べてみると、こんなデータがありました。「追いトップガン」とは? ヒット映画を支えるリピーター層の存在 より。

「ハロウィンの花嫁」で、リピーターが24%程度。そのまんま適当に最新の数字(1052万4000人)に当てはめて試算(?)すると、799万8240人、つまり約800万人が「リピーターではないライトな観客」です。(にしても、252万人分の動員がリピーターっていうのもすごい話だ……)
 
比較して、原作の売り上げはこんな感じだそうです。『名探偵コナン』の漫画・小説・アニメの概要、売上 | ラノベライブラリ より。

最新105巻の42万部をはじめ、上がっている103巻でも45万部ですよ。まあ、漫画は1冊を回し読みできるけど映画はリピートするとどんどん売上に加算されるとかの違いはあるにしろ、さすがに数字が違いすぎて「原作読んでなくて映画だけ観ている」人が圧倒的と考えるしかありません。だからこそ、映画が公開されるとサンデーに「○○の書」って付録がつくんですよね。映画の観客を少しでもサンデー本誌に呼び込むために。去年も、映画の絵コンテがコミックス付録になったりもしましたし。
その状態で「原作リンクが強くなったから売れるようになった」は、ちょっと説得力が疑問かなぁ。
 
ちなみに「原作リンクといえば」で今も真っ先に取り上げられる「異次元の狙撃手」は動員数334万人ですが、その年のコミックス年間売上はトータルで238万部ほどだったそうなので、やっぱり「原作リンク」は話題作りという面では成功として、実際の動員の後押しになったかどうかは……どうかな。「沖矢の正体」が気になって劇場に行ったような人は原作ファンじゃないかと思いますので。そもそも、「劇場版コナン」には「青山原画」という名物があるので、原作ファンの多くは、私のように元々劇場に通ってたと思うんですよね。
 
とまあ、「映画の動員数」というポイントで素人目線ながら語ってみましたが、いかがでしょうか。
ゴールデンウィークが終わって応援上映が開催されるようになりましたが、全部金曜の夜なんで、息子たちが参加できない我が家は総スルーですよ……せっかくパート辞めて時間ができたのに、全然行けません。お願いだから土日の昼間にやってくれ~!

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