世の中にはいろんな発想の商品がありますが、私は産後用品の「部分グッズ」のすごさに2度感動しました。
勝手に「部分グッズ」と命名してますが、「一般的にある物の一部分だけを取り払って、または抜き出してそれだけ商品化した物」と受け取ってもらえればいいです。
例えば、「授乳クッション」。
今や産後用品としてかなりメジャーなグッズの一つなのですが、授乳するときの抱っこの負担を大幅に減らしてくれます。こういうやつ。(画像は拾い物です)

この穴の部分にママが体を入れ、クッションに赤ちゃんを乗せるといい具合に授乳の高さで赤ちゃんをキープできるという。
これ、姉が出産したときに初めて見た母が感動してたんですが、どんな方がどういう発想で考案されたのかはよく分かりませんね。私は姉が2人もいる関係で使わなくなった授乳クッションを姉からもらい、毎日使っていました(めっちゃ使える物だけど一時期しか使わない物なので、使ってない時期は必要とする誰かに貸してあげるといいです)。
これの1番の利点は、多分「どんな飲ませ方にも応用できる」っていうことだと思います。授乳したことない人には想像がつきにくいかもしれませんが、授乳っていろんなスタイルがあります。分かりやすそうな画像を発見したので載せてみる。

これ、右端は「ラグビー抱き」とありますが、多分「フットボール抱き」という呼び方のほうがメジャーだと思う……。
私も「交差抱き」以外はよくやってました。
なぜこんないろいろスタイルでやるかというと、別に「気分転換で飲ませ方を変えてみよう!」ってことではないです(そういう場合も、まーあるんでしょうが)。むしろ、いつも同じスタイルでできたほうが気楽でいいです。
それは「いつも同じところからしか飲ませないと、飲ませてない側の乳腺が張るから」です……。乳腺って、どうもそれ同士でタンクの母乳を融通できないようで、右側からばかり飲ませると左側が張ってきて、普通に飲ませてばかりいると下側が張ってきたりします。それをそのまま放っとくと体に良くないので、あれこれ体勢を変えないといけないのです。
「目の前に3つくらいの皿で同じ料理があるのに、右の皿からばかり食べてると左の皿の料理はだんだん冷めて冷えて固まってしまう」と言えば分かりやすいでしょうか。
こういういろいろな授乳スタイルにも、この授乳クッションはめっちゃ便利です。特に「フットボール抱き」なんて、タオルとかで調整しようと思うと大変です。ちなみに、私が1番好きで気楽なスタイルは「縦抱き」だったりする(笑)。ただ、縦抱きができるのは多少大きくなってからなので、やっぱりこのクッションは必須ですね。
次に思いつくのが「円座クッション」です。こういうやつ。


基本は左側の形ですが、たまに右側のタイプもあり。
出産のときに会陰(赤ちゃんの出口)が裂けたり、下手な裂け方をしないよう前もって切ったりするので、そこから長時間座ると出口が擦れて痛くなります。そのときに重宝するのがこれ。傷口が当たらないように座れるので、これを敷いて座れば床にも椅子にもソファにも座れるという、これも大発明だと思います。(ちなみに、産後に限らず腰を痛めている人とかにも重宝されている模様。)
私が出産した市民病院にも、これや、これにパイプ足がついた椅子がいくつも用意されており、お陰で出産時の傷口は気にすることなく授乳に専念できました(夜中にも母乳を絞り出すとか回らない頭で体重量るとか、なかなか乳首をくわえてくれないとかはまた別の苦労です……)。
実は、私は長男のときにはこれを使いませんでした。たまたま用意を忘れていたんですが、長男のときには会陰がほとんど裂けなかったので(助産師さんにいきむなと言われたくらいなので、相当出やすく広がってくれたんだと思われます)、次男のときには当然のごとく「まあ、いらないだろうな」と思っていたら思いのほか盛大に裂けて、病院ではこの円座椅子があったので意識せずに済んだのが、帰宅した途端に痛みが気になり始め、結局姉にもらって使っていたという。しばらく使ってましたね。姉は姉で、次男が4キロオーバーの巨大児で生まれたので、これを使わないとやってられない状態になったと思われます(笑)。
そして、産後っていうか今でも使ってますが、これも大発明だと思うのが「ウェットシートのふた」。もうすっかり浸透していろんなタイプの商品が出てますが、私が愛用してるのはこのシリーズです。

おしり拭きなんかは平面パック状(と表現すればいいのか?)のパッケージなので、ふたをはがしてこれを貼っておくと中のウェットシートを乾かさずに保管しておけるという。私はおしり拭き用と手・口拭き用で色分けして使ってますが、もう何パック目になるのか分からないほど付け替えているのに、粘着力も落ちません。なのにしっかり密閉して、きれいにはがせる。すごいです。
普通にウェットシート本体に元からついてるふた部分も、しっかり閉じれば中身が終わるまで使えるんですが、なぜこれをわざわざ使うかというと、
おしり拭きや手拭きって、片手で出せる必要があるんですよね。
おむつを開いてみたら予想より便が多かったとか、盛大に食べこぼししたとかで、その場でもう1枚、もう2枚と出せるこのふたは本当に便利です。元々のふただけだと、ちゃんと閉めるにはパッケージの表を平らにしないといけないから片手では心許ないし、開けて放っておくとまた閉まってしまうしで、少々不便です。
ちなみに、別のタイプだとツマミ部分がボタンになっていて、そこを押してスイッチのように開けるタイプもありますが、本体がウェットシートで弾力があると、ボタンが押される前に本体が沈んでしまうことがあって、これ意外と開けにくいです(一度買ってみたことがあります)。押しボタン式の開閉は、本体が多少固い物のほうが有効かな。あくまで私の感想ですが。
こういった「一部分だけをひとつの商品として作る」という発想は、本当にすごいと思います。
かなり前ですが、NHKで「歯ブラシのブラシ部分だけを交換して使える」という商品が紹介されてたり、最近ではホームセンターとかで普通に「鍋のふたのツマミだけ」とかもありますね。こういうアイデア商品がこれからもどんどん増えて、私たちの生活はもっと便利になっていくんでしょう。

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