コナンの父親の職業、もはやただの肩書きと化している件

昨日は「コナン(新一)の母親」について少し触れましたが、今日は父親について触れたいと思います。
 
コナンファンにとっては語るまでもないことですが、コナン(新一)の父親「工藤優作」さんは世界的に有名な推理小説家で、本編開始時にはアメリカのロサンゼルス在住3年くらいという経歴。この時点で「中学生の息子に一人暮らしさせ海外移住する親」というぶっ飛びようを披露しております。
さらに、初登場時には自分の小説シリーズに登場する怪人に扮してコナンを誘拐し、「組織の人間」とわざと誤認させてコナンを本気でビビらせたり(これについては明らかにやり過ぎですが、一応「犯罪組織を追う危険性をわからせるため」という理由付けはされてます)される、やっぱりぶっ飛んだお方です。
作中にて、灰原哀のセリフとしてですが、「コナンの頭脳・知能は優作さん譲り」と説明されています(性格の大部分と演技力は有希子さん譲り)。
 
この作中随一の頭脳を誇る優作さんですが、初登場の話のオチはこんなんだったんですが、

居場所さえわかれば外国の雑誌社(ここは出版社とするべきだったのでは……)の編集者が大挙して押し寄せ、飛行機の機内でもお構いなしに続きを書かされる。いかにも売れっ子作家という光景なんですが、残念ながら優作さんの「小説家らしい場面」は、この後かなり貴重なシーンとなります。
 
ちなみに、かなりマイナーですが「青山剛昌短編集」というOVAでは有希子さんが主役の話が1つだけあり、それは「優作さんが締め切り前の原稿を放り出して失踪する」という話です。この方、「やる気を出せばものすごいものを生み出せるのに、なかなかやる気を出さない困った天才」というキャラなんだろうなぁ。それが「作中最強の主人公の味方であり目標」でいいのか……。
余談ですが、この話は私もどこで見たのかが定かでないんですが、まだ歩くこともできない赤ちゃん時代の新一のかわいさったらなかった。制作スタッフが当時のアニメと同じそうで、本当に違和感なく萌えました(笑)。


話を戻して、優作さんの描写です。
優作さん自身はその後も何度かお忍びで帰国したり、電話越しにコナンの推理を手助けしたりしているんですが、コミックス95巻に当たる「組織のボスの氏名判明(氏名だけなのが残念すぎる)」をきっかけに、コナンをサポートするため帰国して、今は自宅の工藤邸に住んでいます。
 
そこで、私の違和感。1番わかりやすいかと思ったシーンを載せてみます。

これは99巻のシーンですが、優作さん、普通に出歩いてインタビュー受けてる……。
 
なぜか優作さんが偽キッドを見抜き、それを中森警部にアドバイスして事件1つ解決しております。これ、組織が優作さんに探りを入れるっていう話なのでこういう導入になってますが(なぜ優作さんを急に警戒し出したのかは考えない)、そうでなければ鈴木次郎吉さんが鈴木財閥を引き連れて出張ってきて、ついでにコナンも呼びつけて…みたいな賑やかな展開になってたんだろうな。
 
この話に関しては「目暮警部はともかく、キッド担当の中森警部といつの間に知り合いになってたん?」とか「今のキッドはあなたが何度か対峙した初代キッドではないけど…」とか「コナンはともかく、優作さんが感づくような手口の違和感なら中森警部は気付きそうなもんだけどな…」とかまあ言いたいことはいろいろあるけど、
 
優作さんが普通に出歩いてて、マスコミは来ても編集者が寄ってこない。この違和感です。
 
連載初期(コミックスで言えば8巻辺り)に優作さんの大人気シリーズ「闇の男爵(ナイトバロン)」の正体は判明してないって明言されちゃってるんで、この辺はちょっとフォローがほしかった。
 
もはや、優作さんの「売れっ子推理作家」というのが「ただの肩書き」と化しているのがちょっと寂しいです。
優作さんほどの売れっ子なら、もう何も書かなくても印税で豪遊できるんでしょうが……この方、上に書いたように相当な変人なんですよね。しかも、別の巻では朝帰りして有希子さんに浮気を疑われた時に、コナンに「推理の事しか頭にねーあの男にそんな甲斐性ねーよ」という理由で否定されてるくらいには、息子以上の推理マニアです。なので、「もう書かなくても稼げるから」という理由で執筆をやめたりはしないと思うんですけどね。
 
せめて「優作が「闇の男爵(ナイトバロン)」シリーズを完結させて、しばらく執筆を休止すると発表した」みたいな展開を入れてくれないかな、とちょっと思います。(ベルモットはハリウッド女優だったけど、休業宣言して組織の任務やコナンのフォローに回ってるので、余計にそう思ってしまう)

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