子育ての悩みについて……というか絵本へのツッコミ?

先日、市内で開催された「子育て講座」に行ってきました。長男が学校でチラシをもらってきたんですよね。
「子どもの問題行動に悩む親に向けた講座」という守備範囲広そうな文面でしたが、参加してみれば何のことはない、子どもの「不登校」に悩むお母さん方が集まって「愚痴ってすっきりしましょう」といった集まりでした。
「講座の前後で心持ちがどう変わったか」というアンケートを出されて書きましたが、どう見ても「不登校」を念頭に置いた項目で、「いや、うちの子は不登校ではないんですが……」と思いながら話を聞き、途中から「ああ、私が求めてたのはここじゃないわ」と思いながら時間を気にするようになり、主催の方から「LINE登録してくださいね~」と言われて「ちょっと考えてみます」と逃げてきました。
まあ、私は自分自身の幼少期を含めて「不登校」という状況に関わったことがほぼなかったので、今回の経験で「不登校というのは、家庭または学校で潰されてしまった子が陥ってしまう状態なんだな」と学ぶことはできましたけどね。
 
うちの子は既に発達障害の診断を受け、それぞれ児童精神科と発達外来につながっている状態なので、私としては「癇癪を起こして叫ぶ、人にぶつかっていく」といった個別の問題行動に対する具体的な対応策を求めて参加したんですが、他の参加者さんたちはそろって「子どもが不登校になり、どうしていいかわからなかったところ、こういった講座に参加して気が楽になった」といった様子だったので、これはもう「根本的に求めているものが違うな」と思わざるを得なかったです。
 
ああいった場があること自体はとてもいいと思いますし、講座によってものの見方を変えられた親御さんがお子さんと向き合っていけるなら、とても微笑ましい(と言うと失礼かもしれないけど)とは思います。しかし、それなら「子どもの問題行動」なんてアバウトな書き方しないで「メインは不登校対応です」と書いておいてほしかったわ。
 
その講座で講師を務められたカウンセラーの方が激烈にオススメしていた本がありました。
ぼく モグラ キツネ 馬 | 株式会社 飛鳥新社 Amazonのページぼく モグラ キツネ 馬 で内容が一部紹介されていたので、興味があればどうぞ。
なんか、「いいこと書いてある」と世界中でヒットしているそうですが、結論から言えば、「私には特に響かなかった」ですね。いや、結局買ってないけど。
公開されている以外のページでカウンセラーさんが紹介してくださった内容として、「ぼく」が「モグラ」に「人生の成功とは何だと思うか?」といったことを尋ねるそうです。そしてモグラは「人を好きになれること」と答えたと。
カウンセラーさんは「もう、モノの見方がガラッと変わりました!」と感激されてましたが、私は「何でモグラにそんなことを聞くんだ?」と思ってしまいました……。そして、「成功というのはかなり客観的な見方が入る単語だから、人を好きになるなんて主観的な事象が答えになるのか?」と。「成功」と聞けば、大抵「社会的成功」「経済的成功」といった「地位・権力・財力などが満ち足りた状態」を指す印象なので、「人を好きになる」という「本人以外に判断しようがないもの」を指すのはどうか、と。
これが「幸せとは?」「豊かさとは?」と問われていたなら「それも立派な答えだな」と思えるんですけどね。
 
と思っていたんですが、上のAmazonのページをもう少し見てみて、さらにわかりました。「これは訳の問題だ」と。
Amazonの方に紹介されている内容はこうです。「おおきくなったら、なにになりたい?」「やさしくなりたい」
もう、この時点で日本語がおかしい。「何に」なりたいか、という問いなんだから「名詞」で答えるべきでしょう。「やさしい」はどう考えても形容詞。恐らく原文には「おおきくなったらどうなりたい?」という問いが書かれていたんじゃないかと思います……。
とはいえ、見る限りかなりガチな自己啓発系の本なので、「これは動物に言わせるんじゃなく、人から人への言葉として、正面から語りかければいいのに」とも思っちゃったので、やはり私には合わない本なのかな。
 
私自身、我が子が不登校になる可能性を考えていないわけではありません。担任の先生と息子たちへの対応を話し合う中で「対応を誤ると学校自体が嫌になり、不登校になってしまいかねない」という方向になることもあります。
私もあまり社交的な方ではなく、中学時代にはいじめまがいの体験をし、「もう死んでしまいたい」と思っていた時期もありました。なので、「学校がつらく、行きたくなくなる気持ち」は多少はわかるつもりです。
まあ、親になった今、不登校について思うことというと「自宅学習だとサポート大変そうだな……」という感じなんですが。学校で授業が受けられないことは、学習面では間違いなく将来的に不利ですからねー。主要5教科については、問題集などがいくらでも出ているでしょうけど、体育はともかく、音楽や図工・美術などについては、家庭で親が、もしくはオンラインで教えられることにも限りがありますので。
 
……とまあ、素人が偉そうにいろいろ書いておりますが、私に必要な精神的サポートは「自分の趣味の充実」だということを再確認できた(笑)ことを、今回の収穫としようかな、と思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました