実は、何度か自宅採血をするうちに、採血自体が面白くなってしまいまして(笑)。まあ、「献血が趣味」という人も結構いるようなので、似たようなもんですね。しかし、献血だと私の場合、年に2回しかできないので物足りなく、だったら自宅血液検査サービスで代用しちゃおうかと。
以前は「サービスの検証」ということで、「検査の料金・検体返送方法・精度を比較」という点を主眼にやったのですが、こうなってくると「もしかして、生化学検査以外なら、まだ他にも自宅採血のサービスがあるのでは?」と思い、調べてみると……ありましたよ。
ということで、今回は以下のサービスを体験してみました。
デメカル→がんリスクチェッカー 女性向け
健活手帖(けんさdeけんかつ)→【自宅で完結!血液検査サービス】女性用がんリスク検査キット
森田薬品工業→自宅で自分で簡単に!マイクロセルフキットを使用した免疫力測定は、日常生活の体調管理を定量的な視点でサポートします!
GME医学検査研究所→肝機能+尿酸チェッカー
東京血液検査→13 検査項目 生活習慣病 検査
「東京血液検査」は、前回検証の時にはなぜか自動返信メール以外の音沙汰がなかったんですが、ダメ元でもう一度注文してみたところ、普通に採血キットが届いたので、今度こそやってみることにしました。
とりあえず、デメカルは以前のキットとほぼ同じものが届きました。

今回は「がんリスクチェッカー」ということで「腫瘍マーカー(腫瘍ができていると上がる項目の測定)を調べるに当たって」の注意点が加わってますが、まあ前回までのキットと同じですね。
あと、健活手帖(けんさdeけんかつ)も以前届いたものと同じキットが届いたので割愛します。
続いて森田薬品工業には、前回とは別の「免疫力測定」キットを注文してみたところ、こんなの届きました。


前回「生活習慣病関連項目」で採血した時には「封筒に入れてポスト投函の普通郵便」だったんですが、今回「免疫力測定」を頼んでみたら、チルド返送用の伝票とクッション封筒が届きましたよ。
実はホームページでも、よくよく見てみると、

このように、返送方法が違いました。ちなみに、前回頼んだ時にはキットがまるまる1セット予備としてついてきたんですが、今回は他社のキットと同じく、ランセット(穿刺器具)のみが予備でついてきました。
キット自体はどちらも同じなので、こんな感じで

写真なんか撮りながら余裕で採血したんですが……この後がちょっと大変でした。
念のため多めに血を吸わせたのが悪かったか(本来空気が残るはずの箇所まで血を入れてしまい、真空状態になってしまったかも?)、採血器具から保管器具への血液の移し替えがなかなか進まず、「これ、このまま凝血しちゃったらどうなるの!?」と、ちょっとパニクりながら移し替えました。
この移し替えの工程自体がこのキットならではのものなので、やっぱり採血器具をそのまま保管器具として使える健活手帖のキットがいいかなー。
話を戻しますが、どうも検査の委託先自体が違うようです。料金もかなり変わってるんですが、その理由が結果通知で結構納得できました。
以前の生活習慣病検査の方は、会社のホームページから自分で結果ページにアクセスする形だったんですが、免疫力測定の方は、こんな立派な書類が届きました。

これが全部、今回1回分の結果通知です。ただ悲しいかな、めちゃくちゃ医学的に詳しく書いてあるであろう各項目の解説……ほとんど理解できませんでした(汗)。
何となく理解できたのは、運動不足と睡眠不足で免疫力が落ち気味で要注意ってことですね。……仕方ないじゃん、パート決まらないんだもん。
先月、すごく条件のいいパート求人を見つけたんですが……息子たちの登校付き添いによるタイムロスがネックになって、勤務開始時間に間に合わなさそうなので、断念したばかりです。週2からの募集だったので、付き添いを1日おきにすれば行けると思い、支援級の先生に「付き添いを減らしたい」と相談してみたところ、「まだかなり不安があるので、付き添いしてから出勤できるお仕事にしてください」と言われてしまいました……。
そして、今回初めて注文してみたのが生活習慣病検査キットを使って自宅で簡単検査 | GME医学検査研究所です。
こちら、前に調べた時にはヒットしなかったんですが、なぜかと思ったら、検証項目に一番近かった「まるごと健康チェッカー」には尿検査がついていたので、あくまで血液検査だけをしたい私のアンテナがスルーしてしまったようです。他は1回の採血による項目数が少なく、数千円払ってこれだけ調べるのもなぁ……と思って迷ったんですが、どうもキットがオリジナルのようだったので、思い切って注文してみました。
で、届いたのがこちらです。


下の写真の中央にある、保管器具にろうとを取り付けて、左上の厚紙を組み立てた台座に固定して血を溜める、というスタイルでした。ランセットの予備がやたら多いのに、ランセット以外の予備はない不思議。
結論から言いますと、これはダメでしたね。今までいくつもこの手のサービスを利用してきて、初めて「もうこのキットは使いたくない」と思いました。
なぜかと言いますと、他社のキットはどれも「指先に作った血だまりに採血器具を触れさせれば、あとは勝手に器具が血を吸ってくれる設計」になっているんですが、これだけは「自分で血を絞り出して、ろうとに滴下しなければならない」という重大な難点がありました。しかも、ろうとが割と撥水してしまうので、指先を血まみれにしながらろうとに血を擦り付けるものの、なかなか指から下の保管器具まで血が流れ落ちてくれない。ここでも「このままこの血が固まってしまったら、どうすればいいの?」と、軽くパニクりました。
血液の必要量は恐らく4滴ぐらいだと思いますが、指先を針でちょんとつついた程度の傷から、4滴の血液を絞り出し、しかも全て自力で小さな器具に入れるのは、なかなか大変ですよ……。私はなんとか3滴絞り出しましたが、微妙にラインに届いていないように見えて「これでは足りないかもしれない」と思いつつ容器を閉じました。これ以上時間をかけてしまったら全体が凝固して、ダメになってしまうのではないかと思ったのです。なにせ、ほんの数滴の血液ですからね。凝固までに何分かかるかなんて、素人にはわかりません。
結果的に、一応検査はできたようですけど。「一応」というのは、4項目中、基準値内におさまっていたのが1項目だけだったからです。前に「マイクロセルフキット(森田薬品工業)」の検査でもあったことですが、「溶血によりAST値がおかしいかもしれません」というコメントで、案の定、AST値は基準値を大幅にオーバーしておりました。
「溶血」というのは「血液中の赤血球が壊れてしまい、赤血球の中の成分が血漿に溶け出してしまうので、その成分の値がめちゃくちゃ高くなる」という現象のようですが……その原因として「物理的な刺激・衝撃」というのがあるっぽいんですよね。つまり、郵送中の環境に原因があるかもしれない。
普通郵便で返送させたから溶血したんじゃねーの?と、思ってしまうなーこれは……。これまで私が経験した2度の「溶血によりAST値が異常」はどちらも「検体を紙の封筒に入れて普通郵便で返送」により起こってますから、「もしもこれがチルド返送だったら、クッション材でちゃんと保護していれば、起こらなかったかもしれない」とは思ってしまいますね。
そして最後に、こちらも今回初めて頼んだ東京血液検査です。
こちらからは、キットがレターパックで届きました。

こちらもチルド返送で、キット内容は健活手帖と同じでした。ただし、返送時のクッション材として、ミニ段ボール箱とクッション封筒が付き、なかなか頼もしい返送セットでした。今はなき「ketsuken」を彷彿とさせる、万全の返送体制です。
こちらも結果はサイト確認なので、事前に検査申し込みをサイトからするシステムですが……なんと、健活手帖と同じ「mellec」というサイトでの運営でした。道理で同じキットが届くわけだ。
mellec自体は、調べてみると有明医療研究所 | Ariake Medical Laboratoryというところが提供する「クラウド型血液検査プラットフォーム」というものらしく、ここの提供サービス名が「健活手帖(けんさdeけんかつ)」のようです。となると、「東京血液検査」は提携フランチャイズかしら?
個人的には、採血チップの使い勝手や、返送セットにしっかりクッション材を入れてくれる安心感を考えると、「健活手帖」または「東京血液検査」がオススメかな、と思います。あとは、近所にチルド発送対応の郵便局があるか、もしくは集荷を2時間枠で待っていられるか、という話になるかな。
同じ「けんさdeけんかつ」からアレルギー抗体検査キットも発売されているので、こちらもやってみたいなーとは思うのですが……料金25000円は、さすがに躊躇しちゃいますね……(でも、多分そのうちやると思う)。
しかし、日本広しといえども、自宅血液検査サービスを各種レポしてる人間は私くらいだろうな……(笑)。
もしも興味とお金がおありでしたら、一度お試しください。
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