皆さま、いかがお過ごしでしょうか。殺人的な猛暑ですね……。私はもう、エアコンがついてない部屋にはほとんど行けないし、日傘なしでは外出もままなりませんわ。
我が家は今日から息子たちが夏休みに入りました。しばらくは朝からたたき起こす必要がなくなる代わりに、給食がなくなるので、食事の用意が面倒になる期間でもあります。
ざっと調べてみたところ、愛知県内の小中学校は大体7/21から夏休み、となっていますが、まあ実質的に今日からですね。ただ、全国的にみると、来週末から、という地域もあるようです。
去年までは「日がな一日、家でグータラしてYouTube動画ばかり見る1ヶ月半」だと思うとうんざりしていましたが、今年はデイサービスの利用申し込みを結構入れているので、多少はメリハリのある日々になる予定です。その分、弁当を作らないといけませんけどね。
ただ、学校に行かせるよりデイサービスに行かせる方が、安心で気楽なのは確かですね。なにせ人数が少ないですし、障害児の対応については、学校の先生よりもデイサービスの指導員さんの方がプロです。
吹き替えの話
しばらく止まってましたが、英語の新吹き替えについての話を再開しようと思います。
一応、配信話数順に書いていこうと思っているので、次は「バトルゲームの罠」、ジョディ初登場の回になります。
プリクラの話
まず、冒頭のプリクラシーンです。
プリクラって、今の若い方だとご存じないですかね?私が小、中学生くらいの時に大ブームになったんですが。基本的に流行り物に興味がない私もプリクラ帳を持ってたし、友だちと結構撮りました。いろんな機能がありましたが、私と友だちは、確か文字を書き込める機能を気に入って「ずっと仲良し♥」とか書いていた記憶があります。
そして、私が映画のバースデー鑑賞を始めたきっかけが、思えばプリクラでした。
忘れもしない、「天国へのカウントダウン」の時でした。公開当日に映画館に連れて行ってもらった(当時は公開日が土曜でした)私は、劇場の片隅にプリクラ機が設置されているのを発見。それが「コナンと一緒に撮れるプリクラ」だったため(しかも映画ポスターや、映画の場面写が載るタイプだった)、「これはやらねば」と、また映画館に来ることを決めました。ご存じのとおり映画の公開は4月中旬だったので、そのまま「そういえば来月はコナンの誕生日だ、よし当日にまた映画を観に来てこれを撮ろう」と決めた私。それがいつしか習慣化して、25年たった今も「公開当日と5月4日には、必ず映画を観る」というルーティンが完成しています。
ちなみに、ざっと調べてみたところ、プリクラ機が誕生したのが1995年、翌年には全国のゲーセンに必ずある物となり、1997年には全国で5万台にまで増えたそうです(「プリクラ」誕生の歴史とブームの裏側|平成を彩った写真文化の進化 より)。
確認したら、この「バトルゲームの罠」がコミックス27巻に収録されたのが2000年、アニメが放送されたのが2001年だったので、まさにブーム真っただ中に作中に取り入れられたんですね。
ということで、翻訳
そのプリクラに載せられた「この顔にピーンときたら110番」も、ご丁寧に訳されて「If you recognize this face Nubmer110」となっていました。「recognize」が「見覚えがある」みたいな意味なので、訳としては問題ないのですが、「ピンと来る」の英語表現として「ring a bell(心中で鈴が鳴る、的なニュアンスか)」を使ってもよかったかも。
そして「Nubmer110」。これは「命がけの復活」でも出てきてました。コナンが眼鏡を使って灰原に通報を頼んだくだりです。私、実は「これは注釈でも入るかもしれない」と思いながら見てたんです。が、さすがにアニメ翻訳のプロですね、灰原の「110番!?」のセリフをそのまま「Emergency call!?」と当てはめていました。画面は「110」の数字から変えられないので、セリフだけ「emergency call」にして「この番号は日本では緊急通報ナンバー」と説明する、というスマートな対応でした。
ジョディの紹介文
園子が蘭に話したジョディの紹介文が、ちょっと気になった。
「妙に露出の高い服で、フェロモンいっぱい出しちゃってー」が「She wears strange,revealing outfits and as constantly oozing sex appeal.(彼女は奇妙で、露出の高い服を着て、常に色気を漂わせている)」でした。「revealing」だけでも「露出の高い服」を表す表現にはなるようです。「outfits」ってあんまり聞かないな?「cloth」とは違うの?と思ったら、「clothes」が「服、衣類」を指すのに対し、「outfits」は「衣装、コーディネート」を指すようです。なるほど、そりゃ授業中の話だから「outfits」になるわな。
ただ、これがアプリの認識ミスでなければ、「妙に」の指す先が違ってますね。この場合、「妙」は「露出の高さ」にかかっているので、服装自体はただ「露出が多い」と言いたいだけですが、英語の言い回しだと「strange」が「revealing outfits」と同格になって、「妙な上に露出の高い服」という言い回しになっちゃってる気がするな。そして、せっかくの「フェロモン(pheromone)」という英単語がまったく残らなかったのは、ちょっと寂しく感じました(笑)。
あと、驚いたのが「日本人をバカにしてんのよ、あの外人さん!」が「That teacher is clearly making fun of us.(あの先生は明らかに私たちを笑ってるよ)」になってたことです。
「日本人→私たち」とか「外人さん」とかは、ご時世的に変更されたのは無理もないですが、「make fun of~」で「~を馬鹿にする、からかう」という熟語だったとは知らなかった。いや、それぞれの単語からして、組み合わさるとマイナス表現になりそうなイメージなかったんで。まあ、この場合の「馬鹿にする」はニュアンス的には「見下す」に近い気がするので、ちょっと違う気はします。
目暮の自己紹介
そして、このエピソードにおいて「英語翻訳」という点で一番気になるのが、「目暮警部が英語で自己紹介して、ジョディに直されるシーン」でしょう。
正直に言いますと、このシーンにおいてのやり取りは、未だによくわかっていません。
一度アプリに音声認識させてみたのですが、「どうやら「ハムレット」の一節について話しているらしい」ということしかわからず、「なぜ、いきなり「ハムレット」が出てきた?どういうこと?」と思っていたら、アメリカのファンの方が背景情報を少し教えて下さいました。ジョディは「英会話の先生」ではなく「英文学の先生」ということになっていたそうです。日本で言う「国語の先生」みたいな感じだそうで。まあ、英語を話す人たちに「英会話の先生」はいらんわな。
失礼ながら、メールの文面をそのまま使わせていただきます。
Jodie: “My name’s Jodie Santemillion. Ran’s English teacher. I’m pleased to make your acquaintance. (私の名前はジョディ・サンテミリオン! 私は蘭の文学の先生です。 よろしくお願いします!)
Megure: “I know some classic English!” (私は少し古典英語がわかります!)
Megure: “Alas, my poor Yorick, I knew him well; a fellow of infinite jest.” (ああ、哀れなヨリックよ 、私は彼をよく知っていた。とてつもない冗談好き。”
Jodie: “Oh dear. It’s ‘I knew him, Horatio.’ A common error.” (あらまあ。「彼を知っていたぞ、ホレイショ 」というセリフです。よくある間違いですね。)
Megure: “I-I knew who know?” (えっと。。。「誰」だったっけ?)
結局、目暮がジョディに何を訂正されたのか、よくわかりませんでしたが(これは単に私に教養がないだけだと思われます)。
私なりに流れを解釈すると、アメリカの学校では「ハムレット」がかなりメジャーに教えられており、ジョディが英文学の先生であると知った目暮が「ああ、昔習ったなぁ」と例を出してみたが、ジョディに訂正された、という一幕かな。日本の小学校の先生に「スイミー」とか「スーホの白い馬」とか持ち出すようなもんかしら(皆さま、「スイミー」はご存じですかね?旦那は知らなかったんですが)。
まあ、ここは元の会話が会話なので、翻訳チームが独自に流れを考えるしかなかったと考えると、多少強引な話になっても無理ないかと思います。
「ゲームセンター」→「arcade」
事件が起こった後、コナンの「ここ、ゲームセンターだよ?」が「This place is arcade,you know.」だったんですが、「ゲームセンター」は和製英語だったと初めて知った。Google翻訳でも「ゲームセンター」と入れたら「arcade」と出ました。私としては「アーケード」と言うと、どちらかというと「屋根がある、店が続く通り」ってイメージなんですが、「屋根のある通路、アーチが連続した構造物」という意味もあるようです。まあ、日本では「アーケードゲーム」と言われた方がわかりやすいですね。
余談ですが、名刺データ入力の作業をしてると建築事務所の名刺もよく遭遇するのですが、「建築(士)」を意味する「architect(ure)」はこれの派生かな。こっちの方が馴染みがあるわ。
終わり
あと「テトロドトキシン」の説明を確認したかったんですが、うっかり録音を忘れてしまったので、またの機会にします。録音するのと、その録音を分析して解釈するのは、手間が全然違いますね。「とりあえず音声と大体の起こし文章を残しておけばいいや」と思った自分を、ちょっと後悔しております。
平日は基本的に講座の受講と名刺データ入力の作業を優先するので、次は来週末にジェイムズ初登場エピソード「シカゴから来た男」について書けたらいいな、と思っております。
あの話の英語版タイトル、確か「The man from Chicago」だった気がするんだよなー……と思ってGoogle翻訳にかけてみたら、やっぱり「A man from Chicago」でした。「来た」は消されるのか、そうか。


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