最近は、ずっと「海外版コナン」について書けていませんでした。理由は単純で、「私の環境から変える商品がなくなった」からです。
吹き替えされているであろう言語はいくつか見当が付いたのですが(YouTubeでロシア語版らしき映画予告を見つけた時にはびっくらこきました……)、肝心のパッケージ商品が発見できず。アラビア語なんか、こんな情報まで見つけたのですが、商品としては、やはり見当たらず。
留学生から聞くシリアのオタク事情2 – 晶文社スクラップブック
恐らくは、もう配信に切り替わってしまっていて、「DVDやBlu-ray」では扱っていないのでしょう。
さすがに私も、文字の一つすら読めない言語でサブスク契約する勇気はないので、ここらで探索を打ち切ることにしました。
業者に依頼しようにも、まず「販売されている」という確証がないものを闇雲に依頼したところで、「調査料だけ取られて、商品はなかった」という事態が頻発しそうでしたし。
ということで、以前英語圏の謎すぎるコナンDVD事情 でご紹介した、これを買って最後にすることにしました。

表面に「正版 ORIGINAL」と書いてあるので、正規品であってほしいなーと祈りながら購入。ちなみに購入先はShopee Malaysia で、これの発送もマレーシアからとのことだったので、業者に購入代行を依頼しました。
本体は日本円で1000円ちょっとだったのですが、送料や手数料などでトータル5000円ちょっと払いました。やっぱり個人輸入は出費がかさみますね……というか、1000円ちょっとという値段も微妙なんですよね。海賊版と考えるには割高な気がするし、正規品として見るには安いような。
で、中身ですが。メニュー画面に、早速「パチもん臭さ」が出てました。

何だこの映画とまったく関係ない画面は。
私も大好きな「Mysterious eyes」の映像(この場合は画像か)にかぶせてくるのもイラつきますが、それが若干加工されているのがさらに腹が立つ。お前、曲がりなりにも公式名乗ってる商品じゃねぇのかよ。
まあ、この商品、サイトの商品ページでは「音声は日本語と広東語」と案内されていたのに、商品画像では「日本語」としか表示されていなかったので「?」と思い、以前はスルーしたんですよね。
今回、最後に「最悪、吹き替えはなくてもいいや」と思いつつ購入を決めたのですが、届いた商品の該当表示はこうなっていました。上がパッケージケース、下がDVD本体のケースです。

Google翻訳によると「日語対白」で「日本語を話す」という意味だそうです。下のパッケージで追加された文字については、読み方がわからず出せませんでした。
で、この「CANTONESE」が広東語を表すようですが……読み方は「カントネーゼ」なのかな?どうも私には「ボロネーゼ」みたいな感じがしてしまう(笑)。いや、日本語だって「JAPAN」に「ESE」がついてますが、読み方は「ジャパニーズ」だから、同じ理屈って感じがしないんですよね。
そして、チャプター画面では、さらに胡散臭く。

うーん……これは海賊版決定か。なぜ作品ロゴを、わざわざ北米から引っ張ってきたのかも意味不明です。
そして、チャプターは4か。欧米ではチャプター数が多い印象でしたが、一応英語字幕も入っているにも関わらず、たった4。どうやら、英語字幕は主にマレーシア国内の英語圏住民に向けたもののようです。
このDVD、映画本編だけを見る分には、特に画質も問題なく「正規版かな?」と思えないでもなかったのですが、エンディングでボロが出てました。

スタッフクレジットの字幕がだーいぶブレてました。こういうところは、なかなか誤魔化しがきかないんでしょうね。
比較のため、以前所変われば…… でご紹介した台湾版の記事を貼っておきます。うん、普通はメニュー画面もこうなってるよね。
ちなみに肝心のセリフですが、コナンのモノローグはコナンのキャストさんが演じられていました。そして、ロシア語セリフは日本語オリジナル版まんまでした。つまり、エレニカもコナンも、ロシア語セリフになった瞬間に白石さんと高山さんボイスになっていた、ということです。これは、このDVDが恐らく海賊版だから、というより、公式の判断としてそうなったと思われます。
一応、言語比較として、わかりやすい「サンキューお前ら!」の部分も聞いてみましたが、さすがに広東語吹き替えは何言ってるかまったくわかりませんでした(とりあえず「シェイシェイ」っぽい発音はなかった気がする)。
字幕では、英語版は「Thank you guys!」で、特に問題なし。ただ、先日配信していた北米公式の吹き替え版では、ここのセリフが「Thanks everyone!」だったのが、セリフの秒数の違いなのか、それとも翻訳者のセンスの違いなのか?と思いました。マレー語では「Terima kasih semua!」となっており、Google翻訳によると「皆さまありがとうございました」とのことなので、これもそのままストレート翻訳ですね。しかし、中国語字幕だけ「多謝」で済まされており、「おい、「みんな」を略すな」とツッコミ入れたくなった。
しかし、台湾版と同じくこのDVDにも、翻訳・字幕制作のスタッフクレジットはまったく入っておらず。これは、これが恐らく海賊版だから収録から弾かれたのか、それとも本家からして入っていないのか。
そもそも、これに「本家」があるのかどうかも、よくわかりませんけどね。
これにて「ハロウィンの花嫁」の海外版購入は終わりにしようと思います。気付けば、こんなに揃っておりました。

後日、また時間がある時に、各国翻訳におけるコナンのモノローグ担当キャストについても、まとめてみようと思っています。


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