2、3日くらい前にネットニュースで、新設される「子ども庁」が「子ども家庭庁」になりそうだという話題がありました。
私は、このブログでは世間のニュースや政治とかには極力触れないようにしてます。最新ニュースや時事問題に関する感想だと、私ならではの話になりませんから。私でなくても書けそうなことは書きません。
ツイッターの反応で「子どもは社会で育てるもの、わざわざ家庭という単語を入れる必要はない」という意見が多くありましたが、本来、子どもは「家庭で育つもの」ということ自体は世界標準ではあるんですよね。これはユニセフあたり(今ざっと調べてみましたが、はっきりした出典は分かりませんでした…)も推奨していることです。
といっても、今回政府がやろうとしていることとは意味がかなり違いますけどね。どうも主に受け取られている意味は「子どもは家庭で世話するのが標準なんだから、子どもに関しては親が面倒を見る」という感じなんですが、家庭養育が世界で推進されている理由は「子どもにとって、幼少期に特定の大人から愛される経験が必要だ」といった意味合いです。「家庭養育優先の原則」という言葉がありますので、興味のある方は調べてみてください。
ここで私が思ったこと。
「子どもは家庭で育てよう、家庭こそ子どもの居場所だ」というなら、養子縁組をもっと進めればいいのに。
実は私、一時期「養子縁組」について随分と調べたことがあります。自分が実の親から愛されて育ったからでしょうか、「血のつながりのない絆」というものに憧れがあります。そして「特別養子縁組」というものを知りました。
一般的に想像される養子縁組とは違い、特別養子縁組は実の親とは法的に関係を絶ち、引き取り親(養親というそうです)と実の親子となるという制度です。普通の養子縁組(そのまま「普通養子縁組といいます」)では実の親とも法的に親子のままですが、特別養子縁組になると法的には実の親とは他人となります。
これは児童養護施設の他に民間の斡旋団体でもやってるんですが、システムや条件はかなり違います。
児童養護施設から引き取る場合は管轄の施設に問い合わせして(研修がいるのかどうかはよく分かりません)登録、該当の子がいれば連絡が来て引き取るという形で、子どもの実の親とはきっぱり関係が切れるようです(あくまで私が以前調べた範囲の情報ですが)。で、どうも引き取る子は2歳以降が多いようです。理由は、障害の有無や子どもの性質を見極めてからの引き取りでないと、後でクレームが入りかねないから。他にも理由があるかもしれませんが、私には調べきれませんでした。
対して民間の斡旋団体の場合、妊娠中の女性からの相談受付や受診サポートも同時にやっている関係で、ほぼ新生児を引き取れるそうです。ただ、事前登録の時点で「どんな子が来ても絶対に断らず引き取り、かつ愛情かけて育てること」を誓約するところが多いんだとか。
一度引き取りを断ると次の子を紹介される保証はなく、そもそも性別などの希望を出した時点で登録を断られる団体もあるそうです。まあ、実の子だったら「合わないから返品」なんてできませんしねー。
その代わりというか、実の親とは法的には切れても交流することができ、手紙やプレゼントを仲介してもらえることもあるようです(これは完全に団体による)。
そして、多くの団体が「なるべく小さい頃から養子であることを伝える」ということを推奨してます。これは、善意や悪意によって他人の口から養子であることを知らされることで、子どもがショックを受けることを防ぐため。親子関係が揺らぐ事態になりかねませんからね……。ただ、幼少期からそれを受け入れていれば、むしろ「自分には母親が2人いる」と自信になる場合もあるようで。
ちなみに、両者とも特別養子縁組成立の数は多くなく、基本的に「引き取りたい親は多いけど、引き取れる子どもが圧倒的に少ない」という状況です。直近の数字を調べてみると、2020年度にはトータル700件近くの特別養子縁組が成立したようです。
しかし、施設にいる子どもたちは全国に何万もいるのに(2020年で45000人くらいだった)、なぜたった数百人?と思って調べたら、
我が子を施設に入れっぱなしで世話もしないのに、親権は手放さない親が多いそうで。
理由が「たまにでも顔を見たい、その権利が欲しい」くらいならまだいいですが、「自分が年老いた後、世話してほしい」とかだったら最悪ですね……。
ついでに、日本では養子縁組の件数自体はとても多いようです。年間7万件くらいが成立している模様。ただ、理由は「親を亡くした子どもを親戚が引き取るため」「家を継がせるため」がメインで、目的にも年齢にも制限がない「普通養子縁組」は大人にとって都合がいいようです。まあ、確かに誰か知り合いが「養子を取った」というと「え、何か養子取る事情があったのかな」と思いますしね、普通に。
「子どもが健やかに育つ」ための養子がもっと広がればいいのに、と思いつつ、私は今日から自分の子と全力で向き合わされます(笑)。(昨日までで通常保育が終わり、今日から希望保育で、実質的な冬休み突入です)
とりあえず大掃除の準備をしようかな。
「子どもは家庭で育てる」の意味
育児関係
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