つい先日、とても悲しいことがありました。
私がツイッターでフォローしていたとあるコナンファンの方が「コナンから離れる」と表明されました。最後の言葉は「ありがとうコナン、大好きだった」でした。
今でも、その文面を思い出すと涙が出ます。こんなに愛にあふれた、哀しい挨拶があるのかと。
私はコナンファンをあまりフォローしていません。コンテンツが大きすぎて、一口に「コナンファン」といっても、気の合う人かどうかがまったくわからないからです。あまりというか、フォローしているのは数人しかいません。そのうちのお一人でした。
どうも今度の映画が受け付けなかったようですが、映画の何がダメだったかは明かされませんでした。賢明な判断だと思います。しかし、それなりに映画を楽しんだ身として、これは本当にショックなことで、私は怖くなりました。
その方は「コナン」に対して私と似た視点を持っていると感じたのでフォローしていたんですが、その方は今度の映画が「コナン」に見切りをつけるきっかけになってしまった。私は、もしや重大な「コナンの変質」を見逃しているのではないか?と。
時代の流れか、もしくは別の要因か、作品が変わっていくのは仕方ないことだと思います。ただ、「その変化に気付いた上で、自分の中で消化しつつ見守ること」と「その変化に気付かないこと」は大きく違います。私が何かのきっかけでそれに気付いた時、目の前にあるのがもしも「私が好きだったものとは似ても似つかないコナン」であったら、私はどうすればいいのか、と。
急に自分の認識が怖くなり、「映画を楽しんだ自分は間違っているんじゃないか」と、一晩ほど悩みました。
私自身、「コナン」の全部が全部好きなわけではありません。見なかったことにしてる黒歴史的なこともあるし、「なかったことにしているトラウマ」もあります(事件や死体のグロさとか、そういうことではなく)。今回の映画にも、現在の原作やアニメにも不満はあります。
でも、どう考えても私は「コナン」が好きで、いろいろ不満や言いたいことはあっても、「コナン」から離れるなんて考えられません。なので、「私が自分の中で折り合いをつけていることが、その方にとっては看過できないことだったのだろう」と結論付けるしかありませんでした。
この盛り上がりの中だからこそ、このことを誰かに知ってほしくてこれを書きました。
ということで、その方を惜しみつつ、引き続きコナンを応援していくと決めた私ですが。
劇中の描写で、少し気になることがありました。以下、ネタバレ上等で書きます。
灰原がさらわれた後、コナンの元に安室から電話が入り、「昨夜さらわれた少女は君の知り合いだよね」と言ってきます。これは小説版で確認したものですが(小説版は時々、本編と描写やセリフが違うことがあります)、私の記憶でも確か「君の知り合いだよね」と言っていたと思います。
この一言によって、推測されることがあります。
まず前提として、灰原は安室からずっと存在を隠してきています。それは安室が初登場からしばらく「謎の男」だったからであり、その後に「バーボン」という組織の構成員だと判明したからですが、なぜか公安警察の人間であるとわかった今も、コナンは安室から灰原の存在を隠し続けています。なので、彼は「灰原哀」と対面したことはないはずなのです。
にも関わらず、さらってきた初めて見る(実際には対面していませんが)少女をコナンに「知り合いだろう」と断定調で尋ねることの意味。ついでに、コナンたちがホエールウォッチングのため八丈島を訪れていたことも、安室に知らせていた様子はありません。なので、「あのホテルにはコナンたちがいたな」みたいなつなげ方は多分ない。
これは、コナンの正体が新一であることを幼児化と共に確信した上で、「この子も幼児化してるならコナン君の知り合いだろう」と見当をつけた、と見るのが自然な気がするんですよね。彼は直美が持っていた「老若認証」データを見てかなり難しい顔をしてたんですが、それは目の前の「シェリーらしき女性と少女」についてではなく、その先の「幼児化」について考え込んだのかもしれません。
ここで私が思い出したのが、去年の映画「ハロウィンの花嫁」での一幕です。
首輪爆弾をつけられてしまった事で、周囲を巻き込まないために地下シェルターに自ら入った安室は、そこにコナンを呼び、捜査協力を要請します。その中で、電話機をガラスに叩きつけて「君は一体何者なんだい?」と尋ねる象徴的なシーンがあります。コナンはそれを思いっきりシカトしたんですが、この時は公式な設定として「安室はコナンの正体を知らない」ということだったはずです。
なんか、安室の設定が変わってる……?
まあ、今年の映画はいろんなキャラのいろんな要素が複雑に展開するので、そこまで気配りが及ばなかったかもしれませんが(実際、すごい数のキャラと要素を扱っている)。ちょっと気になりました。
今週は2年目のMX4Dに行きたいけど、時間合うかなぁ……。

コメント