あの映画をベタ褒めしてみる

先週土曜日、次男の運動会が終わりました。
去年かなり暴走したので、先生たちも警戒していて私たちも覚悟してたんですが、結果から言うと、ほぼ完璧な素晴らしい思い出になりました。
まず、開会式には入場からきちんと参加。その後の全体体操も問題なく終わり。
年中の最初の演目であったダンスだけは、どうも機嫌が悪くなったのか不参加でしたが、それでも逃亡することはなくトラックの端で先生と眺めていました。……開会式に無事参加できたことで油断していた私と旦那は本部テントの脇で新品のハンディカムを構えて次男を探していたんですが、結果的に途中で見学する次男を発見した旦那によって、その様子もしっかり記録しちゃいました(笑)。
その後も障害物競走的な種目や徒競走、最後の親子競技を問題なくこなし、先生には「よく頑張ったね!!」とめっちゃ感動されました。
 
あと、やっぱり、スマホのカメラがどれだけ進歩しようとも、こういう時に使えるのはハンディカムだな、と思います。会場でも、スマホを構える親御さんたちに混じって、ハンディカムを構える人もかなりいました。
というか、今のハンディカムって倍率90倍とかまでズームできるんですね……購入した家電屋さんで見せてもらったカタログで、あの日立の「この~木なんの木」みたいな木をズームしたら、その根元に立っている女の子の顔まではっきり見えるというのが紹介されてたのは驚きました。ちなみに、私が買ったのは60倍ズームのタイプです。ぶっちゃけ60倍もいらなかったけど、まあいいや。


ところで、昨夜も息子たちがコナン映画を見たがり、「業火の向日葵」をつけたんですが、あまりの原作設定無視具合にイラついて「もうこっちでいいや」と入れ直した「紺碧の棺」を数年ぶりに見てみました。
ちなみに、ちまたに溢れる「コナン映画ランキング」的な情報では、高確率でどちらも下位ランクだと思います。恐らく、どちらもワースト5までに入れているランキングが山ほどあるでしょう。「紺碧の棺」にいたっては「コナン映画ワースト」だと言ってはばからない人が大勢います
 
その「紺碧の棺」ですが。
私、「なんとストレスなく見れる作品なのか」と感動しました。いやもう、キャラの描写が素晴らしいですよ。「お前何やってるの?」と言いたくなるキャラがまったくいません。いつもは息子たちの就寝時間を考慮して途中で切り上げてしまうんですが、ついつい最後まで見てしまいました。
 
この映画、ファンの間では「山場がない」「犯人がショボい」「展開が地味で、テレビスペシャルで十分」とか、さんざんな言われようです。テンポもあまり良くはなく、私自身、「コナン映画ベストを選べ」と言われたら、これは選びません。
でも、原作の設定と矛盾する描写がまったくないんですよ。そして、画面映えや他のキャラを目立たせるためにイジられたり、「なんでこんなことさせるの?」と思わせたままで終わるキャラがいないんです(小五郎は中盤まではただの酔っ払いですが、終盤では見事に父親キャラに戻ります)。全てのキャラが制作陣に尊重されている。これは私にとって重要であり、近年の「サブキャラ主役映画」としてのコナン映画に欠けている部分です。
あと、細かいところで少年探偵団の扱いですね。連れ去られた蘭と園子、2人を助けに向かったコナンを心配して、軒先でずっと待つ歩美たち。それでも子どもなのでそのうち眠くなってしまい、結局は眠ってしまう3人、そして夜明けをじっと見つめる灰原。派手な活躍がない代わりに、彼らの心情がすごく伝わってきました。
 
もちろん、大の大人がずっと解けなかったにしては暗号は簡単だし、蘭は(当時としては)超人すぎるし園子はあまり活躍できてないし、ストーリー的な穴は結構あります。でも、私にとっては「この程度の穴、大人気のあの映画にもあるじゃん」と思えるので、別に気にならないんですよね。実際、観覧車の上というトンデモな場所で何の意味もない格闘をしても、人気キャラならマイナスにならない界隈です。「映像の派手さ」で誤魔化せるかどうかの問題です。そんな小さいこと、気にしない気にしない。
 
イケメンが派手なアクションをやる映画や、あっちこっち爆発するような映画を求めている人には、そりゃ物足りないと思います。ただ、この映画を私の感覚であえて言うなら「登場キャラ全員を愛している人のための映画」でしょうか。
「どのキャラがいい」「どのシーンがいい」というよりは、「どのキャラも変じゃない」「どのシーンもおかしくない」という、安定感を感じられる映画でした。
 
この映画の脚本を書いた柏原さんは、コナンのアニメは結構書いているようですが、映画になるとこの作品と、前作に当たる「探偵あちの鎮魂歌」しか書いていません。個人的には、これはすごくもったいないです……。もうちょっといろいろ書いてみてほしいところですが、近頃のコナン映画は脚本家が2人で固定のようなので、望み薄なのが残念です(といっても、初期から中期まではずっとアニメ立ち上げメンバーである古内さんが書かれていたので、面子という意味ではずっと固定なんですが)。
 
とまあ、ベタ褒めしてみましたが、この映画に関しては、不評に影響されて「見なくていいか」となってる人が結構いるんじゃないかと思ってます。実際、ツイッター(現X)で「あまりに評判悪いから見る気が起きない」と言っている人を見かけました。
はっきり言って、イケメンキャラは(コナン以外)出ないし、派手なアクションも爆発もありません。「テレビスペシャルレベル」と言ってしまえばそれまでです。
それでも、私は「原作からスクリーンに飛び出した、私の大好きなキャラたちが生き生きしている」この映画を「好きだ」と思いました。
 
これを読んで興味を持たれた方には、一度レンタルなどで見てみていただけたら嬉しいです。
「やっぱり、地味でつまらない」と思われるかもしれませんけど。

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