容疑者大量特集(笑)

最近は冬の割には患者さんが落ち着いていて、楽で助かる反面「うわ、今日の勤務ギリギリ4時間かよ。稼げねぇ……」ってなります。
で、テープ起こしの方はといえば、先日納品した久しぶりの(多分、1年ぶりくらい)「整文」案件(普段よりワンランク上の文章整理が求められる)で直されまくった原稿が返ってきました。……もう「整文」案件振られないんじゃないかなってくらい直されてます。まあ、ケバ取り(意味のない発言を削っていくだけの仕上げ方)だけ振っててくれればこっちも楽なんで、それはそれでいいですが。

テープ起こしって、よくお仕事紹介で「発言を一字一句逃さずそのまま文字にする」みたいな説明がされますが、「整文」以上の案件になると、もう発言を直しすぎて元の言葉の原型すらなくなり「私はライターか?」って感じになりますわ。会社によってはワーカーの応募条件に「ライター経験があること」ってつけるところもありますが、確かにね。

「コナン」の容疑者って、大体の単発事件では3人なんですけど、たまに大型エピソードだと多くなります(その分被害者も多くなりますが)。で、たまーにすごい人数が容疑者になったりします。もしくは、容疑者がまったく絞れないところから一気に逮捕されたりします。そういったエピソードを原作からご紹介します。ネタバレ全開ですので、一応ご注意を。
 
19~20巻 競技場無差別脅迫事件
天皇杯の決勝を観に行ったコナンたちが、たまたまテレビ局を脅迫する犯人の犯行に遭遇というすごい偶然……。ちなみに容疑者数は「観客数の56000人」でしたが、実は犯人は観客ではなかったので、実質的にスタッフまで全て加えてプラス数十人~になりました。これ、改めて見返すと「犯人撮り逃してただけでそんな強い根拠になるか?」と思うんですが、「現場のカメラマンたちにまで脅迫の件が知らされていたかどうか」が鍵になるような気がします。
余談ですが、これアニメで放映された時にはだいぶ尺に余裕があったらしく、前編の冒頭でスタジアムに向かう前に正月イベントを楽しむコナンたち探偵団が描かれております。微笑ましい。
 
36巻 揺れる警視庁 1200万人の人質
これはこれで、「犯人の手掛かり」としては0の中から見事逮捕しております。タイトルは「1200万人の人質」となってますが、実質的に「容疑者も1200万人」なので、すごい話です。
逮捕時、目暮警部は「こんな目立つ場所からターゲットを見ていたお前の負けだ」とドヤってましたが、よくよく考えたら「爆弾のを仕掛けた建物が見渡せる場所」が歩道橋一か所しかないとは思えないので、何か所か張ってたうちの一か所なんでしょうかね、あれ。よかったね目暮警部、犯人の出没地点に当たって。
 
43巻 甲子園の魔物(スペシャルでタイトル長いんで省略します)
甲子園の決勝を見に来た観客の中から、こちらは「自爆する」と脅してきた犯人を突き止めています。作中で客数が出てないのでざっと調べたところ、「甲子園の満員時の収容人数」として50000人くらいとしますか。
ちなみに犯人の特定方法は「意地を見せる球児たちの試合に動揺した犯人の独り言を拾った」という、かなり危なっかしいものでした(笑)。
野球や甲子園が好きな方は、さぞかし楽しめることでしょう(私は野球に興味ないので特に、でしたが)。
 
92巻 さざ波の魔法使い
これ、容疑者は初っ端から3人に絞られるので、本来ここでご紹介する話じゃないんですが。
その3人に絞ったのが「ある店を利用した客を記憶だけで3人特定した」秀吉のありえない記憶力に敬意を表して、ここに入れます。
人の顔を正確に覚えるって、めちゃくちゃ難しいですよ。医療事務として言わせてもらいます。ついさっき受付した人が追加で何か言ってきた時に「……誰だっけ?」ってなったり、「○○さんはトイレに入ってるから、出てきたら会計して」と言われて「○○さんってどんな人だっけ」となったり、本当に大変です。
以前、テレビ番組の特集で「ホテルマンが人の顔を覚える方法」っていうのがやってたんで期待して見てみたら「人生エピソードを聞いて顔と関連づける」っていうのが結論で「そんな会話できるなら苦労しねーよ」とイラついた記憶があります……こっちは「血圧の薬をくれ」と言ってくる患者さんだけで何人相手してることか。
で、秀吉は会話もせず、見ただけで覚えてますからね。七冠王はやはり凡人とは違います。
 
71~72巻 ロンドン編
これも「顔も名前もわからない犯人をウィンブルドンの大観衆の中から見つけ出す」という難問でした。
この時の「相手にマッチポイントを与えて観客の視線をボールに釘付けにしておき、そのボールの動きを顔ごと追わない犯人を見つける」は個人的にとても気に入ってます。
しかし、コナンはその方法を、アポロからミネルバの習慣を聞いたことで思い付きましたが、誰にもそんな情報をもらうことなく「彼女が試合中によく見せる、ギリギリ外れる高いロブ」を知ってる優作は、ミネルバのファンでなければ「有名スポーツ選手の試合を片っ端から全部チェックしてる」ってことになると思うんですが。しかも試合全編を(外れる球のことなんて、ニュースのダイジェストでやりませんもんね)。優作に「スポーツ観戦が趣味」みたいなイメージ全然ないんですが……作者さん、「優作は何においてもコナンの上」ってことだけ決めてて、彼個人のキャラ設定をあまり意識してないのかしら。
 
52巻 偽りのウェディング
これはちょっと変則で、「容疑者が3人、その他にも大勢の招待客がいる」という中で、実は犯人はその中の誰でもなく、新郎だったというユニークなオチです。


できればアニメも含めてこういったエピソードを網羅してみたいもんですが、やっぱりエピソードが多すぎる上に、あまり見返してない話は覚えてられなくて、内容を抜き出すのがだいぶ大変ですね……。
こういう「ポイントや要素を絞ったデータベース」みたいなのもあると、もっとコナンワールドを楽しめそうな気がしますが、誰か作ってくれないかな(自分でやる気はない奴)。

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