数え方のあれこれ

昨日のアニメ放送、後半で何やら覚えのない演出が入ってるなーと思って原作を読み返したら、「確かにそのセリフは言ってるけど、そんな描写ではない」って感じでしたね。舞台の打ち合わせから始まった事件なので、演出も舞台チックにしたんでしょうか?
 
私としては「そんなにオリジナル演出に凝るのは、アニメオリジナルエピソードの時にしてくれ」と思いますけどね。私はアニメはオリジナルも含めて毎週キッチリ見てますが(炎上した「天才レストラン」だけ見てませんが。たまたま外食しててリアルタイムで見れなかった時にネットで悪評と炎上ぶりを見てしまい、見るのが怖くなってしまった……)、「話の筋はいいのに、詰めが甘かったり演出が安っぽくて印象に残らない」エピソードが結構あります。
 
最近では「森川御殿の陰謀」や「ルーブ・ゴールドバーグマシン」とか面白かったですね。前者に登場したオリジナルキャラクター「大井弁護士」はかなりお気に入りです。特に前者は「コナンが一時的にとはいえ、莫大な遺産の正当な継承者になる」という展開は面白くて、録画を何度か見返しました。そして、それを断るコナンに「まあ、コナン(というか新一)は他人の遺産をもらわんでも、優作パパの資産でお金には困らんしね……」と思ったり(笑)。
ただ、その後で原作21巻~の古城の冒険エピソードを見返して「この手の『最初に謎を解き明かした者に宝や財宝を与える』系って、大抵コナンが該当者になっちゃうな」と苦笑したりしましたけど。(あれ、扉に書かれた文言を知ってるってことは、コナンはあらかじめあの通路を上り、あそこに「到達して」文字を読んでたってことですもんね)
謎を解いて資格を得た財産を全てもらったら、コナンの所有財産は相当なものになるでしょうね。ただ、やっぱり「でも優作パパのお陰でお金には困らんしな」が結論になっちゃいますね……。
 
という脱線しまくりの所感はともかく、今日のテーマは実は「コナンの指折り数え方」だったりします。
去年の映画で「数の指折り数え方」が一つのポイントになったりしましたが、今年の応援上映でもスマホを薬指・小指で持ちながら「3」を示すコナンに「スマホ落ちるよー!」と叫んでた人がいました(笑)。ただ、ああして細かいところで映画スタッフさん(恐らく永岡監督でしょう)が原作の設定を遵守してくれるのはとても嬉しいです。
 
「コナンは指折りで数を数える時はフランス式」というのはコナンファンなら結構知ってる人が多いと思いますが、実は以前から「そうやってコナンが数を数えたコマはいくつあるのだろうか」というのを着目してみたいと思っていました。ただ、事件自体とは関係がない部分なので直接コミックスを見返すしか確認方法がなく、105巻分やってると何時間もかかる、というのがネックで。なにせ、コナン大好き人間がコナン原作を読み返すので、ついついストーリーや絵に見入ってしまい、なかなかサクサク進まない、という事態に陥りまして……1巻につき1分で済ませても100分越すのに、1巻を1分で済ませるのがそもそも不可能でした(笑)。さっき試しに22巻まで見てみましたが、余裕で1時間以上かかりました……。
 
なので、とりあえず「最初の指折り数え」を確認してみました。2巻でした。

この時点では、まだ一般的な数え方でした。
 
この後、多分10巻以上指折り数えは出てきません。次に出てきたのがこれでした。

コナンじゃなくて新一の回想(正確には蘭が見てる夢の中)でした。
しかし、ここで既に現在の数え方が定着しております。何が理由でこの設定が固まったのかが地味に気になります。
ついでに、ファンの多くがこのテーマで思い出すであろうコマは、この次の22巻でした。

この森園家の事件です。私自身も、割とこのコマが印象に残っています。
この指の折り方、私も何度かやってみたことありますが、結構指に力要るぞ。手の平に指を引っかけないとできません。
 
この数え方について、原作でもちらっと「フランスかぶれの母親の影響」と触れられていますが、そもそも工藤一家の誰かがフランスが好きという設定に覚えがないので、割と謎です。ロンドン編の冒頭でコナンが「父さんは海外に色々連れて行ってくれた」と言っているので、その中にフランスが入ってた可能性はもちろんありますが、だからって特にフランスにかぶれる必要ないですもんね。工藤夫妻が何年も住んでたのはフランスじゃなくアメリカだしなぁ。
 
余談ですが、「ハロウィンの花嫁」でコナンがロシア語ペラペラだったのは、私はこの発言から「新一時代にロシアに旅行したことがあり、その時に覚えた」と思っております。なぜか「ハワイで親父にロシア語も教わったのか」と解釈されてますが、特殊技能ならともかく、なぜ語学を「ハワ親」に当てはめようとする人が多いのか理解できない。「いや、海外に色々連れて行ってもらってたなら、普通にモスクワとかも行ってるだろ。新一の頭脳を考えれば、その関連でロシア語を覚えたと考える方が自然じゃね?工藤家ならガイドとか付けられても付けないだろうし。知的好奇心旺盛な新一なら、現地語をマスターして直接話したいだろうし」と、ずっと思っております。原作では「わからない」とはっきり示されてるのはイタリア語だけですので。
 
ちなみに、ついでに何か面白い話がないかと「コナンに登場する数え方」をいろいろ検索してみたら、こんなのを見つけました。
「コナン」のストーリーで論議勃発 中国の数字を示す手振りの地域による違い 
同じ数の数え方で、中国の方式をコナンが説明したところ、当の中国人に「何これ?」と議論が勃発した、という話でした。該当のページは92巻のこちらでした。

中国人から「こんな数え方するっけ?」とツッコまれ、どこぞのコメント欄が騒然となったそうです。
結論としては「北部では実際にこういう数え方をする地方もあるが、逆に南部ではまったく違う仕草をする」そうです。詳しくはリンク先を参照のこと。
中国ってめちゃくちゃ広いですから、日本以上に地域差が大きいんでしょうね。私が一時期ハマっていた「中国嫁日記」という、その名のとおり中国人の女性と結婚したオタク男性の本では「月(奥さま)の親戚が通う大学は自宅から列車で18時間かかる」というぼやきが描かれておりました。
 
ただ、日本人ファンとしては、こうして海外のファンの方々が、個々のエピソードの細々とした説明や描写でファンが議論してくれるのは、とても「みんな読み込んでくれている感」があって嬉しいものです。
 
来月には新巻が発売されますが、特装版がある上に、どうも1巻の特別版も発売されるそうで、コミックス派でなかなか新規エピソードが読めないファンとしては、嬉しい限りです。あと、できればもう少し海外版の映画DVDやBlu-rayも買って、せっかく買ったリージョンフリーのプレイヤーを最大限活用したいところですが……さて、どうなるかしら。

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