9月中にもう一回映画に行きたいなー……と思っているうちに公開が終わってしまいました。今年も5回くらいは観たんですけどね(笑)。
そろそろ函館における経済効果も知りたいなーと思ってたんですが、こんな記事を見つけました。「コナン効果」函館で続く 映画公開半年 スタンプラリー台紙増刷、五稜郭タワー100万人ペース:北海道新聞デジタル より。

こちらは函館市の議会議事録でも確認できました。「マップとスタンプラリーを兼ねた台紙を15万枚用意していたが、1カ月で10万枚が掃けたので、追加で20万枚用意するための予算」が申請されていました。まあ、「それって1人のファンが複数持ってったりしてないんですか?」とかツッコまれてましたけど。
ただ、別の問題もあるようです。同じ北海道新聞の記事でこんなのも見つけました。「オーバーツーリズム」函館でも ロープウエー80分待ち、市電「満員で乗れない」:北海道新聞デジタル
映画を観たファンが函館に押し寄せ、対応が追い付かなくなって大混乱になっている、らしいです(8月の記事なので、今でもそうなのかはわかりませんが)。
私がこのことを知ったのは、この方の動画でした。【北海道】乗り物大好きチャンネル – YouTube
北海道の鉄道経営や交通事情について日々レポートされている方で、今年は映画に関連して、コナンについて触れた動画もいくつか出されています。
同じように道内の報道では「映画効果と元々の観光地としての人気で、函館のめぼしい観光地はもうパンク状態」との報道が見つけられました。
正直、「コナンの経済効果ナメてたんだね」と思わんでもない。去年、メイン舞台になったわけでもない八丈島にファンが押し寄せてメディアに取り上げられたの、知らなかったのかな。
こちらも北海道のメディアですが、ちょっと気になる動画を見つけたので貼ってみます。
この動画の7分頃から出ている男性が9分頃から話している内容に、私はとても引っ掛かりました。
「状況を見て、迷惑になるようなら別日にするとか考えてほしい」
とのことでした。
……いや、別日にできるなら、みんなしてるんじゃない?
誰が好き好んで、スシ詰めにされたり路駐したりしますか?
「観光客」がどのくらい遠くから来る人か、という基準は人によると思いますが、観光協会としてPRしていたスポットなら、かなり遠方の人にも宣伝していたはずです。下手したら国外からの客も呼び込んでいたかも。
それを「別日にしろ」とか、簡単に言うな……と思ってしまいました。別日に出直すということは、その分宿泊予約を追加したり、最悪、航空券の取り直しとかも発生する可能性があるわけで。
市電もロープウェイも、みんな「うっわ、めっちゃ混んでて嫌だな……でも、今を逃したら、次はいつ来られるかわからないからな……」という思いで行列に並び、車両に押し込められているわけで。
もしかして、市や観光協会もこの意識で客を呼び込んでいるのか……?もしそうなら、そりゃ対応しきれずに悲鳴を上げるわな、と思ってしまいました。
私も「夏休み辺りに函館に行きたいな」と思って新幹線とか航空券とか、函館のホテルとかを調べたりしましたが、予算やスケジュールの関係で諦めました。そして、とある動画に激しく同意しました。上でご紹介したチャンネルの、こちらの動画です。
この中で、この方は「特急北斗は(コナン人気にあやかるため)タイアップの旅行商品を出せばよかった」とおっしゃっていますが、私もまさに「コナン聖地巡礼ツアーやってくれないかなー」と思っていました。新幹線や航空券の間隔、あとホテルや各所の移動手段など、元々よく知らない私には全然わかりませんでした。そして、この「オーバーツーリズム」の話を見て、改めて「やっぱりやるべきだったな」と思いました。
市と旅行会社で「聖地巡礼パッケージツアー」を開催すればよかったのに、と本当に思います。ファンを集めて、ファンの流れをツアーである程度コントロールできていれば、「各自で集まったファンの列がひたすらに続いていき、制御できない」という状況をだいぶ予防できていたのではないかと。
確か、「紺青の拳」の時はそういうツアーがあったような……と思って調べてみたら、ありました。HISとタイアップしたパッケージツアーでした。
映画「名探偵コナン紺青の拳」公開記念 シンガポールをコナンジャック | HIS
「紺青の拳」はシンガポール政府機関の全面協力で作られた映画だったので、今回の函館市と同じパターンとして参考にできなかったのかなー。まあ、出入国と言語のハードルがあるシンガポールとは違う、と言われればそれまでですが。
そういえば、同じく劇中に登場した「函館運輸所」にファンが入り込み、【お知らせ】JR北海道函館運輸所は関係者以外立ち入り禁止です! | 新着情報 | はこぶら と呼びかけられたことがありました。
私は「立ち入り禁止の区域内に勝手に入ることはダメ」というのは前提として、「だったらロケさせなければいいのに」と思いました。しかも「背後にちょっと映った」なんてもんじゃなく、かなりのアクションシーンと重要な話を中でやってるんですよね。わざわざ函館まで行くほどのファンなら、そりゃ入りたくなるよ。確かTwitter(現X)で「この際、有料で見学ツアーでも開けば収益になるだろうに」と言う人もいましたね。それなら、映画で興味を引いた後に「基本的に立ち入り禁止なので、中を見たければお金を払ってツアーに参加してくださいね♪」と言えて、ファンもJRもwin-winだっただろうに。
こうしたことを考えるに、函館って昔から「100万ドルの夜景」を中心に観光名所の多い地域の割に、「実際の観光客を捌くノウハウ」はあまりないのかな。ただ漠然と「客が増えればいいな」とロケを受け入れただけで、実際に増えた客にどう対応するかは考えていなかったのでしょうか。
これからもコナン映画のロケ受け入れによって観光客増加につなげようという動きは出るでしょうし、来年の舞台となる長野なんかは既に動いてるかもしれませんが、こうした対策もしっかり取りつつ、ファンを楽しませてくれるといいと思います。
長野なら、我が家からでも行けるかもしれないし……!(熱望)


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